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君とはもう会えないのかな。
あんなに楽しかった日々を送れたのは
君との時間だけだったのに。
上司
小鳥遊 虹奈 ─タカナシ ニイナ─
現在、33歳。
OL。
恋愛経験なしで、
頭もそれほど良くはない。
私が小学4年生の頃、
まだ日本には
戦争の被害は来ておらず、
それほど裕福ではなかったが、
毎日が幸せだった。
小鳥遊 虹奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 虹奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 虹奈 ─タカナシ ニイナ─
小鳥遊 虹奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 虹奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
小鳥遊 虹奈 ─タカナシ ニイナ─
良野 吏人 ─リョウノ リト─
そんなことを話したのを覚えている。
でも、その日の夜、家の近く、広島に
原子爆弾が落ちた。
私は、家におらず、叔母と一緒に
出かけに行っていた。
被害はこちらにもあったが、
2人は無事でいた。
家に帰ってみたが、
家の焼け跡もなく、
何も無くなっていた。
私は、その時家族を失い、
その場に崩れ落ちた。
叔母と一緒に夜になるまで泣いた。
次の日の朝ある人を無意識に探した。
吏人はどこ。
生きているよね?
そうやって探したが、見当たらなかった。
チラッと吏人の家を見た。
家はなくなり、焼け野原。
でも、なにか大きなものの下に、
手が見えた。
小さな手で、
多分私と同じくらい。
そう思った。
私は、誰かわからなかったのに、
叔母がこう言ってしまった。
叔母
その言葉で吏人が死んだってことが分かった。
私は、また泣き崩れた。
あんなに好きだった
あんなに楽しかった
そんな吏人のことを
今でも忘れられない。
もし、もう一度、
もう一度だけでも
あの時に戻れられたら、
吏人を助けてみせる。
けれど、もうそんなことは起こらない。
もう、吏人には会えない。
♥50。