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もうすぐつくよ

麗夢

はーい、りょーかい

ラフィ

凜火、持ってく物まとめた?

凜火

うん!

ラフィ

飲み物持った?

凜火

俺そんなガキじゃ
ないんだけど〜

まだガキだろ

麗夢

そうそう

凜火

何でよ……

凜火

星ちゃんとか俺と3つしか変わんないじゃん!

成人か成人してないかの違いです〜

この差は大きいんだよ

ラフィ

酒も飲めない子供でしょーが

麗夢

そーだぞ、未成年〜

それはずるい

麗夢

ハハハ、なんとでも言え!

麗夢

未成年が何を嘆いてもこの差は変わんねぇんだよ!

うっわウッザ

凜火

麗夢くんひっどーい

麗夢

ハッハッハ、これが年の差だ!

免許持って無いくせに

麗夢

それは星ちゃんが早すぎる

ラフィ

そーなんだよ……

ラフィ

まだ18歳なのに、速攻取ってんじゃん

あって損はない

ラフィ

それはそうだけどさぁ〜

ほら、着いたよ

凜火

本当じゃん!

霊園の前には、長蛇の列ができていた

麗夢

うっわ~

ラフィ

ありゃりゃ

麗夢

毎度の如く、人多っ…

いつもの1時間前なはずなんだけどな…

ラフィ

まぁ、仕方がないっちゃ仕方ないけどね

ラフィ

あの天才女優の命日だもん

麗夢と麗亜の母親は、女優だった

世界的な人気を誇っていて、出演した ドラマは瞬間視聴率25%超え

映画はその年の興行収入堂々1位

まさに『天才』と冠するに相応しい

そんな、圧倒的に輝いていて、いつも 頂点にいる人

いや、人"だった "

麗夢(幼少期)

ねーえー!

ある夏の日、市民プール

麗夢(幼少期)

集中攻撃〜!水鉄砲ずるいって!

麗生(幼少期)

フハハハハ、武装した者が勝つ!

綾華

ちょっと、どこでそんな言葉覚えたのww

麗夢(幼少期)

お母さん〜、助けて〜!

麗生(幼少期)

ピュッ

麗夢(幼少期)

あびゃっ

麗夢(幼少期)

顔は無しでしょ!

麗生(幼少期)

言われてなーい

綾華

あははw

麗夢(幼少期)

笑わないでって…ちょっ

麗夢(幼少期)

麗生〜!やーめーろー!

麗生(幼少期)

やーだ

綾華

ふははっwww

綾華

強すぎでしょ〜

窪川綾華

カメラに映れば、壇上に立てば

誰もが惹かれ、目を吸い寄せられる

そんな魅力を持つ女性だった

麗夢(幼少期)

お父さん遅くない?

綾華

そうね…忘れ物見つからないのかしら

綾華

駐車場行ってこようかな…?

綾華

ふたりとも、ここで待っといてくれる?

綾華

適当に遊んでていいから

麗夢(幼少期)

はーい

麗生(幼少期)

いいよ〜

綾華

行ってくるね

麗夢(幼少期)

よし、麗生!もっかい勝負だ!

麗生(幼少期)

望むところだ!

綾華が行ってから、5分程が経った

麗夢(幼少期)

……遅くない?

麗生(幼少期)

流石にこんな
掛からないよね……?

麗夢(幼少期)

……行く?

麗生(幼少期)

行くか

麗夢(幼少期)

おっしゃ、レッツゴー!

麗生(幼少期)

オー

綾華

大丈夫、スマホあった?

父親

いや、無いんだよなぁ

父親

俺どこ置いてた?

綾華

充電ケーブルに挿してたのは見たよ

父親

シートの隙間に落ちたかな…?

綾華

…………

綾華

ねぇ、なんか
変な音しない?

綾華

ピッ、ピッ、って

父親

そうか?

父親

……確かに

父親

なんだ、この音……?

綾華

時計……みたいな

父親

っ…?!

麗生(幼少期)

……あ!

麗夢(幼少期)

車あった?

麗生(幼少期)

うん、あれじゃん?

麗夢(幼少期)

おー!麗生天才かよ

麗生(幼少期)

おーい!

麗夢(幼少期)

お父さーん、お母さーん?

麗夢(幼少期)

おーい!!

綾華

……!

麗夢(幼少期)

あ、気付いた

麗生(幼少期)

行こ、麗夢

麗生(幼少期)

僕らも手伝お、探し物

麗夢(幼少期)

ちょっと待って、なんか言って……

綾華

──!

父親

────、───!!

麗夢(幼少期)

……う、う、あ?

麗夢(幼少期)

違う……く、る、な…?

麗生(幼少期)

え?

麗夢(幼少期)

麗生、なんか来るなって言われ──

ドォォン!!!!!

麗生(幼少期)

うっわ!

麗夢(幼少期)

っえ?

突然の、耳を劈くような爆発音

視界の端に、赤い光が映った

麗夢(幼少期)

っ…は?

麗生(幼少期)

え……?

空気中に火の粉が舞う

今、自分たちが向かおうとした車

その車体が燃え上がり、黒煙が 立ち昇っている

爆発の衝撃で飛んだ部品が、足元まで 転がって来ている

麗夢(幼少期)

ひっ…

喉がキリキリと痛む

誰かが叫ぶ声がした

少し経って、気が付いた

これは自分の叫び声だった

麗夢(幼少期)

ああああああああああああああああああ!!!!!

麗生(幼少期)

うあ、ああ……うぐっ…ひっ…

麗生(幼少期)

うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

甲高い叫び声が響いていた

あの日、両親は死んだ

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