某大学民俗学研究室
山川教授
ん?
山川教授
質問か。どうぞ
山川教授
呪いに詳しいかって?
私は民俗学者だぞ。
知らないよ
私は民俗学者だぞ。
知らないよ
山川教授
そんなに呪うほど恨んでいる人でもいるのか。
山川教授
あーそう。小説の執筆のためね
山川教授
んまぁそうだな。
山川教授
呪いね。
一応私も一時期調べてたね。
一応私も一時期調べてたね。
山川教授
専門ってわけではないがある程度は。
山川教授
で、質問って?
山川教授
...へ?
とんでもないこと聞くね
とんでもないこと聞くね
山川教授
いや謝ることじゃないよ。
山川教授
私が考えうる最悪の呪いか。
山川教授
んー、
山川教授
...
山川教授
神社で授与される御神札ってわかる?
山川教授
お守りとかでもそうだけど、ああ言ったものは切ったりしたら縁起が悪いだろう?
山川教授
なんなら血とか、そう言った穢れにふれたらなおのこと。
山川教授
そんなふうに、元々縁起があるようなものを穢すとなれば大きな呪いに変容するように思えるな。
山川教授
え?穢れたお守りとかはどうするって?
山川教授
んー。呪う相手の顔写真を貼ってたり名前書いたりして鍵で打ちつけたりだとか
山川教授
なんなら相手の鞄の中とかに入れてもいいかもね
中村
呪う時に気をつけることですか。
中村
そんなに呪いたい人でもいるのですか。
中村
あー。趣味。面白い趣味ですね
中村
人を呪わば穴二つってわかりますか。
中村
そうそう。送った呪いが返ってくること。
中村
ああいったことって、よくある話なんですよ。
中村
呪いが返る条件ってわかりますか。
中村
おーそうそう。詳しいですね。
中村
呪ってる相手にバレたらアウトなんだすよ。ああいうのは。
中村
例えば、丑の刻参りみたいな感じで木に藁人形を打ち付ける場面。
中村
あれを呪っている相手に見られたら一発でアウトなんです。
これは打ちつけた後、つまりその人物を呪っていたという形跡を、呪い相手にみられるのもアウト。
これは打ちつけた後、つまりその人物を呪っていたという形跡を、呪い相手にみられるのもアウト。
中村
だから、最近ではそういったのを使ったホラー小説とかもありますね。
出産の場面や死の場面は「ケガレ」とされていた。もちろん血も「ケガレ」とされていた。
血の中でも特に月経は忌むものとされ、●●県●●●市(旧●●郡)では土地の風習として、初潮を迎えた女子は月経のたびに「ケガレ」を祓うために海水を浴びていたという。
経血自体も地域に災いを起こすような「ケガレ」の本とされ、海水と混ぜられ、その後海に流された。
「女性と民俗学」より抜粋