日曜の昼過ぎ
ピンポーン
由佳
……
ガチャ
由佳
はい。
紘
よ。
由佳
…約束通りですね。
紘
だろ?
紘
約束は破んねぇよ
由佳
ですね。
紘
…
由佳
…あ、はい。
由佳
こちらです。
紘
なんで敬語なの?
由佳
…いやいや今日も天気が
良いですねぇ
良いですねぇ
紘
なんかすんげー嫌なんだけど
紘
ま、いいや
紘
僕も敬語で話しますから
由佳
…そうですか。
紘
お邪魔します
由佳
…こちらです。
由佳の部屋
紘
さて、
紘
昨日の言ったこと、覚えて
ますか?
ますか?
由佳
…記憶にございません
紘
嘘おっしゃい
紘
今からお仕置きしますから
由佳
そんなっ!
由佳
嫌だよ!
紘
なんだよ、せっかく敬語で
やり通そうと思ったのに
やり通そうと思ったのに
由佳
お仕置きって…なに?
紘
あんな事やこんな事かな
由佳
もう少し詳しく
紘
んー。
紘
あれとかそれとか(適当)
由佳
説明になってないしっ
紘
とりあえず
紘
俺と寝ろ
由佳
…へ?
紘
昨日、寝てなかったから
紘
その代わりお前は下着な
由佳
はっ!?///
由佳
ば、馬鹿じゃないの!?
紘
え?俺もパンツ一丁でいいって?
由佳
そんな事言ってないしっ!
紘
そうかそうか
由佳
ビンタ)冗談はいい加減にして
紘
…はいはい、ごめんごめん
由佳
もっと心から
謝る!
謝る!
紘
…すみません
紘
で、いつ下着になってくれんの?
由佳
…コイツっ。
紘
なぁ?
紘
お仕置きって言ったよな?
由佳
……布団の中でやるから。
紘
じゃ、俺先入ってるわ
由佳
はぁ!?///
由佳
当たっちゃうかもしれないし
紘
心配すんな
紘
揉まねぇから
由佳
そういう問題じゃないって!
紘
ほら、俺が暖めておいてやるから
由佳
……はぁ。
私は仕方なく布団に入るや否や 下着姿になる
紘
うぉ。可愛い
由佳
うっさい!
由佳
こっち見るなっ///
紘
なに、下着見られて照れてんの?
由佳
も、もう喋るなっ!///
紘
あらら、布団まで被って。
紘
そんなに俺と二人でいたいのかな?
由佳
そんなんじゃないしっ
紘
素直じゃないな(ギュッ
紘
お前の肌、スベスベしてて
気持ちいい
気持ちいい
由佳
なに、変なこと言ってんの。
紘
褒めてんのにな
由佳
もう。はい
由佳
おやすみ
紘
んー。
由佳
ふぅ。(ギュッ
紘
すやぁ……
由佳
…寝てる。
由佳
……すやぁ
二人は夢の中に入ってしまった
そして、夕方
由佳
…ん?
由佳
…もう、夕方。
由佳
紘…起きて。
紘
……。
由佳
……。(チュッ
紘
……(ゴロンッ
(寝返りをうつ)
(寝返りをうつ)
由佳
起こしちゃったかな
紘
……。んー。
由佳
んっ!///
急に手を握ってきた
由佳
お、起きてるでしょ!
紘
……
由佳
寝たフリしても無駄です。
紘
……(チュッ
(手のひらにキス)
(手のひらにキス)
紘
おはよ。
紘
…夕方か。
由佳
そうだよ。
由佳
そろそろ起きないと
電車、間に合わなく
電車、間に合わなく
紘
別に、歩いて行ける距離だし
紘
お前と長く居たい
由佳
いいからっ
由佳
お家に帰りなさい!
紘
保護者かよ
由佳
いいえ。
先生です。
先生です。
紘
はっ笑
紘
何それウケる笑
由佳
さぁ、帰るのです
紘
はいはい。
紘
じゃあな
由佳
…待って。
由佳
途中まで送る
紘
いいよ。
由佳
私が送りたいの
紘
……おう
駅の改札前に到着する
由佳
…じゃあね
紘
おう、じゃあな
俺はスタスタと 後ろを向き歩く
紘
……不意打ちは駄目だって。///
紘
鈍すぎだろ。