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#医療系
八乙女
伊集院
五十嵐
日向
#怪物の帰還
太陽が命を懸けて守った「犯行声明」により、日向理事長は窮地に追い込まれた。 はずだった。しかし、権力の化身である彼は、逆にこれを利用する。
テレビ中継のカメラを前に 日向理事長は涙を浮かべて演技をする。
日向理事長
日向理事長は、3人を監禁犯および医療ミス犯に仕立て上げ警察とマスコミを率いて桜宮大学病院へ乗り込んでくる。病院は完全に包囲され3人は身動きが取れなくなる
逃げ場のない3人の前に、九条冴子が現れる。彼女は、日向の命令で動く警備員たちを「看護部長」の権限で一喝し、3人を地下の秘密通路へ逃がす。
九条冴子
冴子は、15年前に師匠が陥れられた手術の「真のカルテ」を3人に手渡す。そこには、日向自身が指示した「意図的な殺害」の記録が残されていた。
九条冴子
日向理事長が連れてきた刺客による太陽の再手術が始まる。しかし、このオペの本当の目的は、手術中に太陽を殺害し、その責任を「最初の執刀医である伊集院優里」に押し付けることだった
刺客が太陽の心臓にメスを立てようとしたその瞬間、オペ室の非常扉が蹴破られる。
伊集院
3人が乱入し、理事長派のスタッフを力ずくで排除する。マスコミのカメラが見守る中、異例の「執刀医交代」が宣言される。
八乙女
オペが再開される。日向理事長は「勝手な真似をするな!」と叫ぶが、優里・優希・優奈の3人は、もはや外界の音を遮断し、太陽の微かな鼓動だけに集中する。 15年前、師匠が「失敗した」とされたのと同じ術式。しかし、3人はそれをさらに進化させた 『不滅の鼓動(ラスト・ビート)』で突破していく。
その手技のあまりの神々しさに、テレビの向こう側で見守る世界中の人々が息を呑む。日向の「医療ミスだ」という主張は、圧倒的な技術の前に崩れ去っていく。
手術は成功。太陽の心臓は再び力強く脈打ち始める。 同時に、冴子がリークした真実のカルテと、太陽が命懸けで録音した証拠がネットを通じて拡散され、日向理事長のもとへ警察が駆けつける。
連行される間際、日向理事長は不気味な 笑みを浮かべ、優里の耳元で囁く。
日向理事長
伊集院
モニターに映る太陽の心拍数が、突如として不自然なリズム(不整脈)を刻み始める それは、日向が仕掛けた「最後の手札(ジョーカー)」だった。
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