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とある昔の話……

第3話 - 幽谷山

2025年05月15日

#オリジナル

#脱出

#昔話

#学生

❦せいら❦

主）はい、ｽﾐﾏｾﾝ遅れました…

て、ことでもう行きましょ！

凛

ほぇ〜この山すごいねぇ〜！

楓

そうだな〜、緑が綺麗だ

大輝

そうだな、でもこれが夜じゃなく、普通の山だったらもっと綺麗だったんだがな

凛

まあそだね〜

楓

まじでお前呑気だな

楓

お前怖いもんなしじゃねぇか？

凛

う〜ん、私も怖いものはあるよ〜！

大輝

え、想像できない

楓

えwなになにw気になる

凛

んとね〜

凛

実は私…トマトが苦手なの…

楓

…は？そんだけ？

楓

おばけが怖いとかじゃないの？

凛

え、いや？w

大輝

てかトマトが怖いってw

凛

だって〜！怖いじゃん！

楓

なにがw

凛

え？だってあの赤いのを噛むとなんか出てきて…ゾワ　むりかも…

楓

……wwwククク…もう笑いこらえるの辛いw

大輝

そうだなwお腹いたいぜw

凛

も〜！そんなに面白いこと？！

ｶﾞｻッ

大輝

！

楓

！！

凛

！？

凛

え、な何？…

楓

何かいる？

大輝

風…じゃない、か？

楓

でも、今風吹いてないぞ…？

凛

というか…ここに入ってから風一度も吹いてなくない…？

大輝

え…

楓

たしかに…でもなんで…？

凛

わからないよ…

ｶﾞｻｶﾞｻ

凛

ﾋﾞｸッ！

楓

っ…！

ガサッ！

草むらから何か出てくる…

？

……

凛

だ、誰…？

楓

それよりここはなんなんだよ

大輝

ここは風も通っていない…

大輝

俺達はどうやってここまで入ってこれた

？

まあまあ…落ち着いて…

？

一つずつ質問に答えましょう…

バレン

私はバレン…ここの案内人とでも行っておきましょう…

凛

ひっ…

バレン

おやおや…お嬢さん…私が怖いですか？

凛

っ…こわく…ないよ…、怖くないんだから…！

バレン

そうですか…

バレン

では次の質問でしたね…

バレン

ここはどこなのか…

バレン

ここは…『幽谷山（ゆうこくざん）』と言います…皆さんから言う『裏山』ですよ…

バレン

まあ、簡単に例えれば『地獄』…のようなものですかね

楓

じ、地獄だと…？

楓

そんなわけないじゃないか…！

楓

だってここは…

バレン

『学校の裏のただの山なのだから…』

バレン

でしょう？

楓

…っ…！！

楓

な、んで…

バレン

まあ、あとで説明しますよ…

バレン

最後の質問でしたね…

バレン

ここになぜ入ってこられたのか…

バレン

それは、こいつが誰か助けてほしい…と願ったからでしょう…

バレン

普段は誰も入れないのです…もしも入っても目が覚めたら家で寝てるものなのです…

大輝

では…なぜ…？

バレン

言ったでしょう？

バレン

『あいつが助けを求めてしまったから』ですよ

楓

あ、あいつって……？

バレン

ふふ…貴方がたがよく知っている人ですよ…

ドシャ…！

凛

ま、まさか…

何か赤黒いものが地面に落ちる…

凛

〜〜っ！！…

凛

尚志…！！

楓

な、尚志なの、か…？

大輝

どういうことだ…？

バレン

いや〜その人には困りましたよ〜

バレン

なにせ…『もうここから出られない』…とお伝えしたのに…逃げようとするものですから…手間取ってしましましたよ…

バレン

ですからこんな形になってしまったのですよ

凛

そ、そんな…ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ…尚志、…！

楓

凛…

大輝

（凛が泣くなんて…

大輝

…ん？まて、今『もう出られない』と言ったか？

バレン

えぇ…そうですよ？

楓

っ！！

凛

い、いや…！

バレン

うぉっと…逃げられては困りますよ…

バレン

この人と同じようになりたいのですか…？

赤黒い尚志を見せつける

凛

ひっ…、

大輝

…っ……

大輝

（どうする…ここから逃げるか…？

バレン

それは無理ですよ…

大輝

！！

バレン

あぁ、そうでしたね。説明してませんでした…

バレン

ここは、いわゆる地獄…我々地獄の住人は皆ここへ入り込んだ者の考えてることがわかるのです…

大輝

な！

楓

まじかよ…

凛

ﾋｸﾞッ…で、でもさぁ…

凛

どうして、逃げられないって断言できるの？

楓

…！たしかに…

バレン

それはですね…ここはたくさんの『地獄の住人』がいるのですよ…

バレン

逃げようとしたら地獄の住人が貴方がたを追跡します…

バレン

ですから、逃げられるわけがないのですよ…

凛

そんなっ…

バレン

あぁ、それと…

ﾄﾞｻ

優奈

った…

凛

…！ゆ、優奈！

優奈

へ！？凛ちゃん…？！

優奈

なんで…ここに…

凛

それはこっちのセリフ…！

バレン

この方も皆さんとここへ来ようとしていたので連れてきました…

バレン

ここの正体を知ってしまったり、少しでも怪しいと思ってしまったらもう…

優奈

え、え？どう、いうこと…？

優奈

というかあなたは…

バレン

あぁ、貴方のためにもう一度説明しますね…

バレン

カクカクシカジカ…

バレン

というわけです…

優奈

そ、そんな…

優奈

尚志君が…

優奈

で、でもなんで私が…？

凛

そうよ！優奈は関係ないじゃない！

優奈

…凛ちゃん…

凛

来ようとしてはいたけれど、実際ここへは来ていなかった！

凛

なのに…！

バレン

それはですね…この方は家へ帰ったあと、図書館へ行き、ここの山について調べていたのですよ…

楓

そうだったのか…？

優奈

うん…みんなが心配で…

優奈

安全か調べていたの…

優奈

そうしたら…

バレン

気がついてしまった…、

バレン

そして、怖くなって家に帰った…が

バレン

私に見つかった…と

優奈

…そうです…

凛

気がついたって、何…？

優奈

それは…

バレン

おっと…それを口にすれば貴方の命はありません…

バレン

この者と同じ目にあいますよ…

バレン

それを口にしたら…ここの住人が…

バレン

お分かりですよね…？

優奈

っ……

優奈

わかりました…

バレン

それでいいのです…

大輝

…俺等はどうしたらいい

バレン

そうですね…我々を楽しませてください…

楓

、はぁ？どういうことだよ

バレン

そのままの意味ですよ…我々を貴方がたが逃げて、怯えて…そんなところを見せてください…

凛

ひっ…

優奈

そ、そんなこと…

バレン

では今すぐここで〇にますか？

優奈

…っ…！

優奈

そ、それは…

バレン

では、わかりましたね…？

バレン

貴方がたには選択肢は一つしかないのです…

バレン

さあ…

逃げなさい…

せいら

はい、今回はここてわ終わりです！

せいら

いや〜こっちも書いてて怖くなっちゃいましたw

せいら

アイコンがね…怖かったですわ…

せいら

まあ、この先みんなは無事に生きて帰れるのか！？

せいら

続きをお楽しみに！

せいら

♡もよろしく〜

次回　第4話

逃げろ！！

とある昔の話……

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❦せいら❦

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