コメント
1件
ふわぁー!!!めっちゃいい!!鳥肌モンだよー!!!!最後の告白シーンめっちゃいいね!!!さいこう!!
風見瀬生
稀咲鉄太
稀咲鉄太
風見瀬生
風見瀬生
稀咲鉄太
風見瀬生
稀咲鉄太
稀咲鉄太
風見瀬生
風見瀬生
稀咲鉄太
風見瀬生
稀咲鉄太
稀咲鉄太
風見瀬生
風見瀬生
稀咲鉄太
稀咲鉄太
風見瀬生
稀咲鉄太
風見瀬生
風見瀬生
稀咲鉄太
稀咲鉄太
稀咲鉄太
風見瀬生
境内へ戻ると、クイズの椅子もステージも片付けられていて、観客席のあった場所はテープで仕切られ客が集まっていた
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
月影妃桃
渚裕花璃
渚裕花璃
月影妃桃
渚裕花璃
小和瀬蕗
葉桜護励
小和瀬蕗
作者
作者
作者さんがペンを振ると、私たちの足首にオレンジ色の光る糸がリボン結びされた
羽宮一虎
羽宮一虎
作者
作者
作者
作者
純孝樂
小和瀬蕗
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者さんはその声と同時にペンを空へ突き上げると、銃声の代わりに花吹雪が弾けた
さぁ、行こう
作者
作者
天野巫胡
作者
天野巫胡
疾走感があって、明るすぎず小悪魔的な可愛らしさの滲み出る不思議な魅力の曲
体育祭とかで流れるのとはまた違う、まるで自分がその曲の中のヒロインになったと錯覚するような感じだった
イリヤちゃん、か
後で調べてみようかな
普段アイドルを応援するような趣味はないのだけど、少しこの歌の主に興味が湧いた
作者
月影妃桃
渚裕花璃
月影妃桃
月影妃桃
渚裕花璃
作者
作者
作者
作者
神主さんがマイクをもう1つ書いて巫女さんに向かって投げる
葉桜祈励
葉桜祈励
巫女さんはマイクを受け取ってノリ良く名乗った
純孝樂
純孝樂
羽宮一虎
がくと羽宮くんは互いに引っ張り合って滑稽な感じで転んじゃった
作者
作者
作者
作者
作者
羽宮一虎
羽宮一虎
純孝樂
葉桜祈励
葉桜祈励
純孝樂
羽宮一虎
作者
作者
作者
みらくる!
まじかる!
からふる!
ぱわふる!
みらくる!
まじかる!
ぽっぷん!
きゃんでぃー!
小和瀬蕗
葉桜護励
作者
作者
作者
「かぁいいです~!!!」
客席も神主さんのそれに続いて黄色い歓声を上げる
はるか
作者
作者
作者
葉桜祈励
作者
作者
作者
にしても神主さんはコースの様子をどこから見ているんだろう
カメラやモニターのあった覚えはない
作者
作者
橘日向
花宮桜
葉桜祈励
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
「うおおおおおお!」
観客席が大いに盛り上がる
うん、負けない
作者
作者
小和瀬蕗
葉桜護励
葉桜護励
作者
作者
作者
作者
天野巫胡
作者
稀咲鉄太
葉桜祈励
葉桜祈励
さぁ、私たちも頑張ろう妃桃ちゃん!と隣に目配せした瞬間、前にぐいっと引っ張られた
稀咲鉄太
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
稀咲鉄太
次の瞬間、妃桃ちゃんは転びそうになった稀咲くんを支えていた
作者
作者
作者
作者
葉桜祈励
葉桜祈励
渚裕花璃
風見瀬生
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
月影妃桃
渚裕花璃
渚裕花璃
稀咲鉄太
月影妃桃
稀咲鉄太
月影妃桃
妃桃ちゃんは過保護なんだな、私の学校にも似た子が居た気がする
作者
風見瀬生
稀咲鉄太
渚裕花璃
月影妃桃
恋愛成就!
おにさんこちら!
お守りゲット!
乙女に加護を!!
作者
作者
作者
作者
葉桜祈励
葉桜祈励
作者
作者
いつの間にか談笑と化した実況を横目に聞き流し、私達は息を合わせて更に加速する
風見瀬生
作者
作者
作者
渚裕花璃
月影妃桃
せいくんが稀咲くんを引き摺って猛スピードで横を通り抜ける
ギャグ漫画の描写なので怪我はしないみたいだけど
今朝神主さんが羽宮くんに殴られたときの事を思い出す
成る程、あの人が描写を変えれば直ぐにあれが狂気に映ると言う事か
ちょー、稀咲クンは部活で使うタイヤじゃないんすよ。妃桃ちゃんがそんなツッコミを入れそうな気配だ
葉桜祈励
作者
失笑を堪えて一定のペースを保ち、着実に前へ進む。
花宮桜
橘日向
風見瀬生
風見瀬生
花宮桜
風見瀬生
風見瀬生
作者
作者
作者
渚裕花璃
神主さんの茶化す声が耳に痛い
それは例えるなら、意中の相手の黄色い噂を聞くような、そんな気持ち
せいくんが、階段から落ちそうになったさくらちゃんを抱き止める感じで助けた
すぐ後ろに居たからさくらちゃんじゃなくてもそうするのだろうけど、
でも…
でも。
渚裕花璃
ああ、駄目
渚裕花璃
段々明るい声を出すのも辛くなってきた
渚裕花璃
体が重い
渚裕花璃
もう、無理…
私から遠ざかるせいくんが見える
それを一番近い距離から追うのは
さくらちゃん
確かに私は努力をして、メイクをして、勉強をして、3位まで辿り着けた
でも、この距離は埋まらない
私は、あそこに行けないのかな
目の奥に空虚な涼しさが満ちる
でも、妃桃ちゃんの事は応援しないと
心の芯から冷たいとも熱いとも取れない何かに焼かれる
さっきまで程よく熱くて軽かった足が、急に自分のものじゃないみたいだ
大丈夫、妃桃ちゃんの足は引っ張らないよ
私が次を踏み出そうとすると、また横から引っ張られた
今度は前にじゃない
月影妃桃
渚裕花璃
妃桃ちゃんが、足を止めていた
なんで?
はやく進まないと、どんどん追い抜かれちゃうよ
月影妃桃
渚裕花璃
声に出てた?いや、声には出してないはず
だって、私はずっとさっき決めたあの掛け声を唱えていたんだから
じゃあ、どうして…?
月影妃桃
月影妃桃
渚裕花璃
嫉妬。嫉妬か…
私はこの時初めて、今日1日妃桃ちゃんに抱いていた違和感の正体を悟る
私もあの、光のない目をしていた…?
妃桃ちゃんは私の心の中身を知っていて、気を回していてくれたんじゃないか
それは多分私に、だけじゃない
されたくない話を遮ったり、変に茶化したりしていたのはそのせいなんだ
だから、彼女とは出逢って1日と言うことを忘れそうになるくらい打ち解けられたんだと分かる
私達は、同じ
月影妃桃
月影妃桃
渚裕花璃
それは間違いじゃないと思う
でも、それはせいくんが私を想ってくれているという意味じゃない
私はせいくんの本心を知っているんだ
月影妃桃
月影妃桃
でも、だからこそ
渚裕花璃
渚裕花璃
月影妃桃
渚裕花璃
渚裕花璃
“リベンジ”
私は強く頷くと、二人三脚とは思えないくらい全力でせいくんの元を…ううん、ゴールを目指す
私一人にとっても今までにないくらいのスピードだったかもしれない
月影妃桃
妃桃ちゃんは、待ってましたと言わんばかりに笑って付いてきてくれた
いや、彼女も同じく恋に燃える乙女の顔をして全力疾走
月影妃桃
もしかしたら、別の事を考えてるのかもしれないけど
良いね、さっきまでのモヤモヤした胸の内を全部ぶつけてしまおう
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
私の意識はちゃんと外に戻っていて、実況の声が耳に入ってくる
私達は1位を独走中のせいくんの背中まで迫っていた
渚裕花璃
月影妃桃
「「どいてどいてー!!」」
風見瀬生
せいくんに守られていた方が良いって?
馬鹿言わないでよ、これは恋する乙女の意地
さくらちゃんに勝って、せいくんの元へ走って、追い付いて、追い抜く
そして私はせいくんに勝つんだ
贖罪なんてヒロインフラグの1つでしかないから
最初は怖かったのかもしれないけれど、今の私はそれですら“君を落とす”トリガーに見える
例えばせいくんを守って死んで見せたとして、それはとても色濃く私の愛を魅せ付けられると思わない?
告白はもう失敗してる
さくらちゃんに出来なくて、私に出来たチャンス
私があそこで名乗り出なかったら、この思いをするのはさくらちゃんだったことになる
そう思うと何も嫉妬する必要なんか無かったような
だから私は勝つよ
そんな意思の事を、恋結びって言うんでしょ?
妃桃ちゃんは言った、“神頼みも努力のうち”だって
だから気付いた、それは恋に貪欲に神頼みだろうと大真面目にやろうとした私達だけ
だから私達は勝ち取るんだ
作者
作者
はるか
作者
作者
はるか
はるか
はるか
作者
作者
くすくすくす…♪
作者
天野巫胡
葉桜祈励
作者
作者
うおおおおおおお!!
客席の歓声が響き渡る
どういうわけかさっきまで居たオタクっぽいおじさんの群れは居なくなっていたので、歓声からむさ苦しさは消えていたけれど
作者
作者
作者
渚裕花璃
月影妃桃
月影妃桃
月影妃桃
妃桃ちゃんは息を整えてから、せいくんの足元で目を回している稀咲君の額に手を乗せる
稀咲鉄太
月影妃桃
風見瀬生
せいくんは肩で息をして、作者さんと私の顔を交互に見る
私を助けるための勝負で、私に負けた
そんな訳の分からない構図で戸惑いと情けなさが入り交じった表情だった
それに少し愉悦を感じる
贖罪って言ったって、何をさせられるか分からない
けど、唯で済む事は無い以上、私は少なからず想い人の胸に自分を刻み付けることが出来るのだから
渚裕花璃
渚裕花璃
作者
神主さんが私の耳元で囁く
作者
作者
作者
作者
作者
風見瀬生
突然笑だした神主さんの様子を見てせいくんは唇を噛んでいる
まるで私が、自分から裁かれようとしに来たように見えたのかもしれない
だから、言うことにした
渚裕花璃
渚裕花璃
貴方の事が、大好きです
風見瀬生
前みたいに振ってくれない
このままじゃ私は、この気持ちに未練を残しちゃう
困ったな…
渚裕花璃
作者
作者
作者
作者
作者
風見瀬生
作者
作者
作者
作者
作者
作者
作者
風見瀬生
風見瀬生
作者
風見瀬生
せいくんは膝から崩れ落ちる
私は…なんだか拍子抜けした気分だった
風見瀬生
風見瀬生
風見瀬生
渚裕花璃
風見瀬生
風見瀬生
風見瀬生
渚裕花璃
でも、なんだか熱くて、でも心地の良い何かが身体中で波打つような感覚が襲ってきて
私は本当に、せいくんの事が好きなんだなって実感する
風見瀬生
風見瀬生
作者
作者
風見瀬生
風見瀬生
稀咲鉄太
稀咲鉄太
月影妃桃
月影妃桃
風見瀬生
稀咲鉄太
風見瀬生
月影妃桃
稀咲鉄太
月影妃桃
私もふたりの過去は気になるのだけど、それは今は“どうでもいいこと”だ
橘日向
花宮桜
葉桜護励
小和瀬蕗
純孝樂
羽宮一虎
純孝樂
純孝樂
羽宮一虎
みんな鳥居を潜って神社に帰ってくる
その間も鳴りやまない歓声を聞きながら、私はぼんやりとその場に立っていた
渚裕花璃