僕はきっと壊れているんだろう
何もかも崩壊してて
直ることなんて一生ない
でも そんな僕でも 閉じ込めてしまいたい程
だ~ぁいすきな人がいる
純玲 スミレ
アメジストの様に深く 甘い 紫色の瞳
枝毛1つないストレートの黒くて艶のある長髪
何時もは無表情なのに 時々見せてくれる ふわっとした優しい笑み
そして一番は
〘大切な人を傷つけた人は許さない〙 という勇者の様な強い志「ココロザシ」
あ~ぁ…やっぱり
他の誰かに見せるなんて勿体ないな
あの時の彼女の強い 背中は今でも鮮明に覚えている
純玲 スミレ
彼奴からの強い罵倒にも 涼しい顔をして
そういう風に言葉に表す事が難しい事も 簡単に言葉に表してしまう彼女は
「やっぱり 強いな」と実感した
ある日の昼
今日は 他の人達〖水彩さん達〗が違う本の世界に行っていて
この書斎には 僕と純玲さんしかいなかった
純玲さんは カウンター席の近くにある小さな椅子に座って カーテンから垣間見える光をぼーっと見ていた
渚紗 ナギサ
僕は その愛らしい姿に思わず 微笑みを零してしまった
すると 純玲さんは 首を傾げてから 不思議そうに問い掛けてきた
純玲 スミレ
本当なら 今すぐ此処で彼女に告白してみたいし
出来るなら そうしたい
でも そんな事 僕には出来ないから
渚紗 ナギサ
何時もこうやって照れくさそうに誤魔化す
でも彼女は勘が鋭い
純玲 スミレ
純玲 スミレ
渚紗 ナギサ
僕は堅く口を閉ざす
その様子を見て 何かを察した彼女は
純玲 スミレ
と 少しだけ悲しそうな声色でそう言った
渚紗 ナギサ
渚紗 ナギサ
呪いだ
まるで 何をしても解けない固結びのリボンの様に
『痛く 脆い』ナニかだ
純玲 スミレ
電子音が掛かった声が聴こえた
これは…彼女の心の声だ
渚紗 ナギサ
渚紗 ナギサ
胸元にぐるぐるとした黒い感情が渦巻く
思わず 顔が赤くなってしまう
渚紗 ナギサ
純玲 スミレ
純玲 スミレ
彼女の声が聞こえる
鈴がしゃららんっと転がった様な可愛らしい声
渚紗 ナギサ
純玲 スミレ
心の声が思わず零れてしまう
渚紗 ナギサ
顔が更に熱をこもらせて 暑くなっていく
純玲 スミレ
彼女は少しだけ混乱の色を見せながらも かなり落ち着いている
渚紗 ナギサ
その直後 一冊の本が激しく光り 水彩さん達がその中から出てきた
僕達二人が作ってしまった少し居ずらい雰囲気に 真っ先に気がついたのは 水彩さんで
丸眼鏡を掛け直しながら 何となく察している筈なのに 少しだけ面白そうに聞いてきた
水彩 スイサイ
その質問に 僕は……
渚紗 ナギサ
更に気まずくなってしまった
渚紗 ナギサ
僕は水彩さんが貸してくれている自分の部屋で 溜息をついていた
渚紗 ナギサ
恥ずかしい
恥ずかしい
恥ずかしい
何度も脳内の中で連呼する
こんなに恥ずかしいのは生まれて初めてかもしれない
あれは僕の本心だけれど
誤って発する様な言葉ではない
すると
『こんこんこんっ』
ドアの方から音が聞こえた
渚紗 ナギサ
僕がそう返事をすると ドアがゆっくりと開いた
純玲 スミレ
そこに立っていたのは 冥土服ではなく部屋着に身を包んでいた純玲さんだった
黒い長髪を二つに結び 部屋着は 黒いワンピースに薄い紫色のカーディガン
思わず 可愛いと叫んでしまいそうになった
渚紗 ナギサ
僕が戸惑いつつも聞くと彼女がずいっと近付いてきた
純玲 スミレ
渚紗 ナギサ
純玲 スミレ
部屋の中に 数秒間の沈黙が流れる
渚紗 ナギサ
嘘をつけば 彼女にすぐにバレる
でも正直に話しても それは捉え方によって告白になってしまうかもしれない
純玲 スミレ
嘘がバレてもいい
見破られてもいい
だけど この本心''だけは''〖見破られたくない〗
渚紗 ナギサ
言えない
言える筈がない
純玲 スミレ
純玲 スミレ
純玲 スミレ
渚紗 ナギサ
〘優しい嘘〙
渚紗 ナギサ
渚紗 ナギサ
純玲 スミレ
渚紗 ナギサ
純玲 スミレ
純玲 スミレ
渚紗 ナギサ
僕はその時の彼女の顔を見て目を見開いた
彼女は 顔をほんのりと桃色に染めてから ふんわりと天使のように微笑んでいたのだ
渚紗 ナギサ
多分…その時は一生来ない
来ないというよりかは…言う事が出来ない
僕はこの口から 彼女に
〘愛してる〙
〘監禁したい〙
そんな…言葉を放つ事は出来ない
でも…
渚紗 ナギサ
この''理想''という花を何時までも美しく飾る事は出来る
渚紗 ナギサ
純玲 スミレ
僕は ふんわりと笑ってから彼女に言った
渚紗 ナギサ
※この物語はフィクションです
コメント
4件
儚い、✨✨✨✨✨🥲💗
リクエストを下さった方⤵