LAN
いるま
雨に打たれて、髪はぐしゃぐしゃ
目元は涙で赤くなっていて。
声も、体も…震えてる。
LAN
いるま
確かに、らんの口から発せられた一言。
一瞬…何を言ってるか分からなかった。
…流石にこのままじゃマズイと思い、家に上がらせ、タオルを渡す。
いるま
いるま
コクッ…と。
小さく頷いたのを確認し、俺は暖かいお茶を取りに台所へと向かった。
いるま
そう言って、机にお茶を2人分置く。
LAN
らんの声は、さっきよりだいぶ落ち着いている。
……お茶を半分飲んだところで
らんが口を開く。
LAN
LAN
LAN
LAN
ポロポロと言葉を零すらんは、話せば話す程……震えが酷くなって。
LAN
そう言ったお前は…どこか、悲しそうな笑みを浮かべていて。
LAN
いるま
いるま
いるま
LAN
絶望に染まった目をしたお前に。
俺は、そう言った。
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