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保健室。
中也、芥川、太宰の三人が居る。
敦は授業へと急いで出て行って仕舞った。
暫くして、芥川が口を開く。
芥川 龍之介
…太宰さん
太宰 治
…ん？
芥川 龍之介
何時迄此れ、続けるんですか…？
今、何をして居るのか＿＿＿全員で窓から入って来た羽蟻を観察して居た。
中原 中也
急に飛びそうで厭なんですけど…
太宰 治
何、二人共怖いの？
揶揄う様な太宰の口調。
芥川 龍之介
こっ…怖くなど…
太宰と中也は、「怖いんだな」と声には出さずとも思った。
中原 中也
否…流石に飽きて来た…
太宰 治
確かにね〜
太宰 治
ん〜…
太宰 治
塗り絵、お絵描き、トランプ
太宰 治
どれが良い？
中原 中也
遊ぶのかよ
太宰 治
まあまあ、多分誰も来ないから
芥川 龍之介
…トランプにしましょう
芥川は了承して居た。
今此処に居る三人全員に一ミリも画力が無い事を。
中原 中也
…芥川、なんか失礼な事考えなかったか？
芥川 龍之介
いえ何も
一体誰が勝つのか、お楽しみである。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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