テラーノベル
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夜――。
静かな森の奥、焚き火の灯がゆらゆらと揺れていた。
あお
あおは、両手でマグカップを包み込むように持ちながら、湯気にほっと息をついた。
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あおがふっと近づいて、じーっと覗き込む。
ふわふわの白の髪、ぴくりと動く狐耳。その顔は、確かにちょっとだけ、照れていた。
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
ふっとあおの表情が曇る。
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
あおは嬉しそうに小さな布団をかかえて隣に来る。
その肩に、そっと巻きついた白のしっぽが一つ。
あお
トルテ
あお
トルテ
あお
トルテ
あおは、しっぽに頬をすり寄せる。あたたかい、まるでぬくもりをくれる毛布のように。
トルテはそれを止めず、ただ――目を閉じた。
あお
トルテ
月明かりの差し込む夜。
静かな森の中で、二つの心は、確かに近づいていた。
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