奇跡を

ﾊﾞﾝｯ､ﾊﾞﾝｯ

たまに、どうしようもなくムカつくことがある。自分では解決できないような、そんな時。

最近、サブマシンガンを撃ってストレス発散、ということが日常となっている今頃。俺、気狂ったのかな、なんて考えるのは今更だろうか。

実は、あの謎の事件から2週間は経過している。その時のお風呂で撃った壁に穴が空くほどの威力は今はもうない。

今じゃ、置かれた缶を倒せるくらい。何故威力が弱まったのかは俺も不明だ。

フードを被った女の子？らしい人がこっちに来る。身長的に俺と同じくらいの年齢だ。

逃げなきゃ。一応俺もフードを被ってるし、まだバレてない。逃げるなんて最低、だけど…

…父さんにはちょっと情けない姿、かな。ごめんなさい。

距離を確認するために後ろを向いて走っていた。前、と言われて前を向こうとする。

＿しかし、その前に、柔らかい何かに包まれる。

何かに包まれ、息が突然できなくなった。何か薄い膜に囲まれている所から、多分スライム、みたいな。

頭がクラクラする。意識、飛んじゃうｯ…

＿最後に見たのは、フードを被った女の子が剣を構える時だった。

俺は人殺しをしたことなんて無い。そのはず、なのに…

人の断末魔 人の吹き出す血 人を刺した時の感覚 ナイフの形 指した場所 人のいない裏道 警察のサイレン 走り出す音 走った時の冷たい空気 何月何日何時何分

何もかもを思い出す。

なんで、どうして。

何で俺はこんなことを

血塗れたナイフが、棚に置かれている。俺はそのナイフを拾う。

死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと 死なないと

俺の胸に刃先を向けた。

あれ、俺は、なんで死ななきゃいけないんだっけ… 違う。人を殺してなんてない。あんな人知らない。あんな場所知らない。

…なんだったんだ？

確かに、そういう人は殺すしかないかもしれない。

でも、それ以上に…この人は、殺すなんて、辛くないんだろうか。

……つまり、この真っ暗な空間は、そのスライムの幻覚から逃れられた奴が居ると想定した保険のスペースって事だ。

この人は、俺から少し離れて息を吸う。なんとなく察しがついて、俺は耳を塞ぐ。

ﾄﾞｶﾞｰﾝ!!

案の定、女の人が大声を出すと、何処からか大きな音を出して現れる。

俺は銃を取り出す。 前の女の人は剣を取り出す。 …良かった。俺と同じような人、いっぱい居たんだ。

…すごい。戦い方になれているような、そんな感じ。 しかも、刺した後からずっと相手はなにかに苦しんでいる。これは…毒？

俺はサブマシンガンを構え、トリガーを引く。 案の定、あまり攻撃は効いてない。大丈夫。小さな積み重ねも必要…ｯ

ﾊﾞﾝｯ ﾊﾞﾝｯ

ﾊﾞﾝｯ ﾊﾞﾝｯ ﾊﾞﾝｯ ﾊﾞﾝｯ

少しだけ攻撃力が上がったみたいだが、それでも湧いてきた敵を何発も打ってやっと1体殺せるくらい。 俺だって、この人に頼ってばっかは嫌なのに。

なんでだろう。なんでこんなに、俺だって頑張ってるはず、なのに…

あっという間に、戦闘は終わった。

…なんだかすごくディスられてる気分だ。

フードを被った女の人は、｢気を付けて｣と一言言い、帰っていった。 …俺も早く帰らなきゃ。母さんが帰ってきてしまう。

にしても、｢組織｣ってなんだったのだろうか。

ある単語を思い出して、英語翻訳を調べる。少し、ダサいかな。

遠くのマンションの14階。薄く、黄色のような色が見えた。推測だが、あれは前とは形の違った化け物。

運動不足のゲームオタクな俺が、珍しく必死に走った。

俺みたいなゲームオタクは、大体が運動不足で運動が嫌い。外も嫌いだ。

でも、何故だろうか

その時は走って気持ちよかった。

よぉよぉお前ら()

……(´；ω；｀)

第2話！どうでしたか〜？

私そういう組織系のは絶対ストーリーで出したいんだけど、大体組織の設定的なの甘いし、私はストーリーの展開しか考えてないからこういう組織に関しての設定もっと深めたいですね()

すみません()

まぁ…そこは秘密で()

こいつは再登場するかどうか…そこも秘密にしとくね☆((((

まぁ…( ついでに最後にこんな立ち絵もメーカーで(暇つぶしとして)作ってましたっていう画像貼り付けるね()

2人ともまぁ勿論正解() 単に作りたかっただけです()

ちょまて勝手に決めんなおい！！

まぁ…終わるつもりだったけど……()

それでは、ばいt

……あれ？なんかおかしい…

あれ