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戦火の癒し

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戦火の癒し

1 - 戦火の癒し

♥

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2020年05月16日

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1945年

8月3日

あの日原爆は落ちた。

たった、数秒だった。

その数秒も怖いもの。

多くの命を失い、多くの家を無くし、多くの物がなくなった。

すべてなくなった。

何が起ころうと時間は止まらない。

痛む時間はない。

前を向いて進んだ。

いや、進むしかなかったんだ。

20XX年

そんな話も昔のこと。

今の世界は平和そのもの___

と言いたいところだが、また戦争は始まっていた。

そんなことは尻目に私は買い物帰り。

食糧難の今、遠くまで行くしかなく、凄く疲れていた。

(ったく、昔は都会が良いって思ってたくせ、今更田舎が良いなんて本当に私ってバカだわ。)

なんで阿保らしいことを考えていたその時だった。

ウウウウウウウウウーーーー

けたたましいサイレン音がした

空を見上げると飛行機が雲を掻き回しながら飛んでいる。

キャアアアアアアアアア

空襲だ!!!!!

右往左往する人々

どんなバカでも見ていれば分かる

「ヤバイ.....!!」

私は行く宛もなく走り出した。

刹那

ドォオオオオオン

背中に衝撃と火傷のような痛みを感じた。

その後はよく覚えていない。

最期に覚えているのは

サヨサヨの風の吹く木の下で本を読んでいる私の姿。

これは走馬灯か.....

そう考えた次の瞬間

私の体は粉々になった

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