桃紫

突然小さな子供の声が聞こえる

俺は人間ではなく妖狐

狐の妖怪の方がわかりやすいだろう

迷い込んで来た子供はこうやって泣くのが当たり前

こんなことは初めてだ

普通ならその場に座り込んで泣くだけ

だけど、君は違った

最初は子供が可哀想だと思いこうやって姿を現したことがあるが皆泣いてしまって俺は辛かった

また、泣かれるんだろうって思っている

初めてそんなことを言われた

さすがに幻聴だろうと思いああやって尋ねてみる

この子は騙されやすいなって思いながらも嬉しくなった自分もいる

君は目をキラキラさせて尋ねる

その言葉を放った時の君の目は黒く染まっていてまるで輝きがないような目をしていた

君はまだ俺の存在に気付いていないようだ

俺の前世は君の彼女

前世では俺の家庭に代々伝わる病で死んでしまった

君と同じ種族に生まれて俺は幸せだ

俺は前世の記憶を持ったまま生まれた

俺たち妖狐は人間の姿にでもなれる

だけど、彼はなれなかった

周りからは

妖狐のくせに能力は底辺なのな‪w

こんなことを言われていたみたいだ

だけど、彼は妖狐の中で1番上の位の家庭で生まれた

ここは君との1番の思い出の場所

君は俺を周りからの言葉から助けてくれた

そんな君に惹かれた

だけど、君の種族は妖怪の中で底辺中の底辺

俺と君の位じゃ結婚は出来なかった

君の墓の前で俺は今日あった出来事などを話す

そしてたまにこうやって自分への不安をぶつける

涙を拭って振り返る

前と変わらない笑顔

姿は違うけれど中身は君だった

久しぶりの君の温もり

一生離さないでね

久しぶりです...

最近桃赤リスナー多いですね

ちょっと萎えてます

共感できる方います？

橙赤の放送中すみませんでした