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今日はいぬたぬきと一緒に買い物に出掛けている
ぺんとの友達が来た日、あの人が走り去って行ってしまった時、何かが引っかかった
だからあの人を探すのも目的だ。まぁ、ぺんとのお供え物を買うのが前提だけど
いぬたぬき
えんちょう。
えんちょう。
いぬたぬき
えんちょう。
今回はぺんとの好きな花を買うことになった
ドンッ
えんちょう。
あれ、今何か.....
えんちょう。
いぬたぬき
えんちょう。
おかしいな、今確かにぶつかったはずなのに、それらしい物も人も居ない....
気のせいだったのかな?なんて思いつつ辺りを見渡して見るが原因は分からない
えんちょう。
いぬたぬき
えんちょう。
不思議と違和感がある。何故だろうか、このままじゃダメな気がする
いぬたぬき
えんちょう。
いぬたぬき
2人で同時に何かを感じて、その場で耳を澄ましてみる。その時、確かに声が聞こえた
ぺんと?
えんちょう。
いぬたぬき
そう、ぺんとの声。しかも、あの友達と言っていた人の声だ
謎は多かった。でも、もう一度ぺんとの声が聞けたのが嬉しくて、辺りを見渡す
ぺんと?
心の底から諦めたような、生気を感じない声音で。でも、どこか寂しそうで
ぺんと?
ぺんと?
近くで聞こえたその言葉に、背筋が凍る。いや、そうじゃない
体が凍った
ぺんと?
えんちょう。
いぬたぬき
思いっきり叫ぶ。周りの目線なんてどうでもいい
いぬたぬき
えんちょう。
傍にあったはずのなにかの気配がもう無くなっている。居なくなったのか?ダメだ、そんなの
いぬたぬき
えんちょう。
いぬたぬきに無理やり引っ張られて人混みを走る
元々体力はない。息が上がって、足がもつれそうになる。それでも転びそうになりながら必死に走る
えんちょう。
いぬたぬき
えんちょう。
いぬたぬき
えんちょう。
いぬたぬき
えんちょう。
一回だけ行ったことあるとこ....?って、あそこ!?
ぺんと
えんちょう。
いぬたぬき
ぺんと
えんちょう。
ぺんと
いぬたぬき
ぺんと
えんちょう。
いぬたぬき
ぺんと
目的地までの電車に、慌てて駆け込み乗車して息を整える。席に座ってしばらくすれば息は落ち着いてくる
電車に揺られながら思い出に浸る。1年くらい前の話だ
いぬたぬき
いぬたぬき
そういえばそんな事も言ってたな。帰りの電車、いぬたぬきは寝てたけど、ぺんとがボソッとこんなこと言ってたっけ
『死ぬならこんな綺麗で、思い出の詰まったところがいいかも』
俺はらしくないなんて言って笑ったけど、本気だったのかもしれない
えんちょう。
いぬたぬき
えんちょう。
今は願うしかない。ぺんと、待っててくれよ
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