ぼんやりと海を眺める。今は海沿いに良くある暗礁ブロックだっけ.....それに座ってる
ぺんと
ぺんと
えんちょう。といぬたぬきの会話を聞いたあの瞬間から、何でだろう。やけに落ち着いてる
ぺんと
ぺんと
ぺんと
ぺんと
ぺんと
ぺんと
あの時、えんちょう。は覚えてるかわかんないけど、死ぬならこんなところがいいなって思った
念願叶って、なんておかしいのかもしれないけれど
ぺんと
いつもなら、ツッコミがあるのに、これも全部独り言。悲しいもんだな〜
ぺんと
霊体でも痛みがあるらしいから、安全に降りて浜辺に行く。やっぱり冷たい
ぺんと
ぺんと
ぺんと
貝殻を拾って、日に照らす。キラキラしていてとても綺麗だ
それからは足を水に浸けて歩いてみたり、貝殻を探しては水辺に積み上げてみたりした
ぺんと
ぺんと
いよいよ馬鹿らしくなって、靴を持ってそのまま適当に浜辺を歩く。そんな時だ
いぬたぬき
えんちょう。
ぺんと
なんで、2人がここに....?そう思う反面、少し期待してしまう自分が嫌になる
えんちょう。
いぬたぬき
えんちょう。
見っけた途端、なんでか嬉しそうにして、俺の痕跡たちに駆け寄っていく
いぬたぬき
えんちょう。
ぺんと
近くにいたのでそのまま話しかける。それでも反応なんて帰ってくる訳もなく
いぬたぬき
えんちょう。
ぺんと
ぺんと
ぺんと
ぺんと
いぬたぬき
えんちょう。
いぬたぬき
えんちょう。
涙を浮かべて海の方に向かって叫ぶ2人。もらい泣き、だろうか。抑えていたのに勝手に涙が溢れる
忘れるわけないじゃん。俺だってこうして来てるのに......
触れたい。2人と話がしたい。こんなにも近いのに、伸ばせば手が届くのに、それでも届かない
ぺんと
涙が伝って、地面に落ちる。シミが出来て、乾いていく。だんだん空が紅くなっていく
ぺんと
ぺんと
ぺんと
枯れたと思っていた涙は存外、拭っても拭っても溢れてくる。泣くのは、これで最後にするから、
ぺんと
ぺんと
溢れる涙をそのままにして、海に向かって歩き出す。もう、夕陽が綺麗に見える時間だ
海の底は、暗くて寒くて、怖いのかな。そんな事をぼんやりと考える
こういうことはよく突然起こる。奇跡とか、偶然とかも、ふとした時に来る
諦めていたし、信じなかった
だから、突然の事で、驚いた
こんな奇跡みたいなこと、ほんとにあるんだなって
えんちょう。
いぬたぬき
ten
ten
ten
ten
ten
ten
ten
ten
ten
ten
ten
コメント
4件
ありがとうございます! しっかりと雰囲気をぶち壊して☆☆☆〜!(?)
好きぃぃ…。泣いた…。 いぬたとえんちょう。が足跡見つけた時ちょっと楽しそうで好きだった笑 そして、tentenさんの『へーきへーき!』で涙引っ込んだ笑