ネオン
ネオン
ネオン
ネオン
莉犬
ぷりっつ
無駄な事や、俺には王子たちが…
待って
もし
もしりぬくんに着いて行けばあの幸せに戻れるのかな、
全てが優しく感じて
暖かい太陽みたいな匂いが溢れていた
あの日々に
ぷりっつ
無意識に足が1歩ずつ前に進んで行く
莉犬
りぬくんは手を広げて俺を歓迎する
ぷりっつ
このままりぬくんに抱きしめられたら幸せや
莉犬
その甘くて可愛い声で俺を呼ぶ
それが嬉しくて彼の顔を見た
するとそこには
ぷりっつ
光の無い目があった
目にぽっかりと穴が空いたようだった
そうだ、今のりぬくんは昔とは違う
急に頭が過去から現実に戻る
暖かいあの日々から詰めたいこの部屋へ
あの時の嬉しそうな
心からの笑顔じゃない
ふと彼の首元のチョーカーに目が行く
真ん中にりぬくんの髪色と同じ赤い宝石
爛々と怪しく光っている
何故かあの宝石から闇を感じる
ぷりっつ
莉犬
りぬくんの笑顔はいつの間にか消えた
真っ黒な笑顔になっていた
邪悪な笑みだ
莉犬
ぷりっつ
莉犬
そうや、俺は決めたんや
ぷりっつ
俺は顔に被っていた仮面を外す
そして
ぷりっつ
莉犬
莉犬
機嫌が悪くなったのか彼は眉をひそめた
ぷりっつ
ぷりっつ
油断していたりぬくんは風邪で飛ばされ床に打ち付けられていた
莉犬
ぷりっつ
暴風がりぬくん目掛けて一直線に進む
莉犬
俺は床に倒れているりぬくんに近づいた
そして
ギュッ
倒れた彼を少し起こして抱きしめる
莉犬
少し戸惑っている
もう光の無い目が見ていられなくなった
ぷりっつ
ぷりっつ
そう言って俺はチョーカーを外した
すると
莉犬
ぷりっつ
気になって彼の瞳を覗き込んだ
そこには柔らかい静かな優しい光があった
ぷりっつ
莉犬
ぷりっつ
りぬくんの目が潤んでいる
ぷりっつ
莉犬
おかえり
莉犬
ただいま!
ネオン
ネオン
ネオン
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!