花恋は屋上に来た
快征
花恋~!!
花恋
快征…
快征
あ…
花恋
ねえ…
ここから落ちたら、お父さんに会えるかな…
お父さんと一緒にいられるかな…ねえ?快征
ここから落ちたら、お父さんに会えるかな…
お父さんと一緒にいられるかな…ねえ?快征
快征
は…?
おい!花恋!やめろ!
伝えたいことがあるっていっただろ?
それも聞かずに飛び降りるなよ!
おい!花恋!やめろ!
伝えたいことがあるっていっただろ?
それも聞かずに飛び降りるなよ!
快征
…ごめん
伝えたいこと。よく聞いてほしい。昨日、花恋の家に行ったときにも言ったかもしれない。でも、聞いてほしい。
俺な、花恋のお父さんが亡くなったって聞いて、花恋の悲しむ顔は思い浮かばなかった。出会ってばかりだもん。そりゃそうだと思う。自分でも。でもな、俺、3年前に大切な人と突然話せなくなった。会えなくなった。そのときな、わかってくれる大切な人が欲しかった。家族に言いにくいことだって、誰にも言えないようなことだって相談できる相手が欲しいって。
だからさ、辛いことがあってもさ、俺を頼りにしてほしい。そばにいてやりたい。出会ってそんなに時間は経ってない。でも、花恋のことが大好きだ。好きな人が辛い顔してたら、放っておけないだろ?もしかしたら、花恋が一人でいたいときもあるかも。その時は言ってくれ。とにかく、1人でなんでも抱え込むようなことはしないでくれ。
伝えたいこと。よく聞いてほしい。昨日、花恋の家に行ったときにも言ったかもしれない。でも、聞いてほしい。
俺な、花恋のお父さんが亡くなったって聞いて、花恋の悲しむ顔は思い浮かばなかった。出会ってばかりだもん。そりゃそうだと思う。自分でも。でもな、俺、3年前に大切な人と突然話せなくなった。会えなくなった。そのときな、わかってくれる大切な人が欲しかった。家族に言いにくいことだって、誰にも言えないようなことだって相談できる相手が欲しいって。
だからさ、辛いことがあってもさ、俺を頼りにしてほしい。そばにいてやりたい。出会ってそんなに時間は経ってない。でも、花恋のことが大好きだ。好きな人が辛い顔してたら、放っておけないだろ?もしかしたら、花恋が一人でいたいときもあるかも。その時は言ってくれ。とにかく、1人でなんでも抱え込むようなことはしないでくれ。
花恋
うん…
花恋
ありがとう。
花恋
少し、楽になったかも
快征
よかった…
花恋
うん。
快征
あ、おれ呼ばれてる
聞いてくれてありがとう。
またあとでな。
聞いてくれてありがとう。
またあとでな。
花恋
うん。。
男子1
なあ、屋上来たし、なんか誰もいなさそうだし、ちょっといつもできないことしてみないか?
男子2
いいね!
男子3
おー!
男子1
でもさ、ここで、サッカーしたいw
男子2
いつもしてるじゃんw
男子3
でも!たのしそうじゃん!
男子1
よし!やるぞー!!
男子2
あ、ボールあるよ!ここに
男子3
よし!やるぞ!
ドンッッ
快征
え?
花恋
うわっっ
男子2
うわっっ!
快征
花恋!!
花恋
キャァァァ!!
快征
花恋!大丈夫か!
花恋は落ちそうになる
快征
おい!
男子1
え…
男子2
…あっ…ご、ごめんなさい!!
快征
3人とも!手伝ってくれ!
男子1
は、はい!
男子2
はい!
男子3
あ、はい!
花恋
はぁ…はぁ…
快征
よかった…
花恋
ありがとう…
快征
い、行くぞ
花恋
うん…
花恋
腕と脚、擦れちゃった…
快征
保健室行こう
花恋
え、あ、…
快征
早く、行くぞ
花恋
うん!