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作者
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じゃあ、私は、調理実習の日から…?
昨日から…?
石塚太陽のことが…
す、好きだったの…?
私、どうやって石塚太陽と接してたっけ…?
そもそも石塚太陽のことが…
か、か、仮に好きだとしたら…
石塚太陽のどこを好きになった…?
私を班に入れてくれたから…?
いや、違う…
あの太陽なようなまぶしい笑顔…
私を落ち着かせてくれる声…
そして…
誰にも言われなかった…
「稲垣に無理してほしくない」「俺に言えよ」…
そんな言葉をかけてくれたのは、石塚太陽…こいつが初めてだった…
私は、石塚太陽のそういうところを好きになった…?
わ、私、今石塚太陽が好きって、自覚した…?
でも、石塚太陽を見ると…
感情が乱れるのも…
表情が緩むのも…
顔が赤くなるのも…
"全部事実"…
私は…
石塚太陽のことが好きということを自分で否定していたのかもしれない…
ほんとは、気づいてたのかもしれない…
でも、そんな気持ちを自分で隠してた…
やっとわかったよ…
私、石塚太陽が好きなんだ…
でも、好きってわかったけど、その後は、どうすれば、いいの…?
なんにも変わらない…?
女子1
女子2
女子1
女子たちの会話がきこえた…
こ、告る…
告白…?
また顔が赤くなってしまった…///
告白…
石塚太陽(いしづかたいよう)
稲垣和奏(いながきわかな)
石塚太陽(いしづかたいよう)
石塚太陽をつい見てしまってた…
好きってこういうものなの…?
いざもう一回自覚してみると…
恥ずかしい…
こんなにドキドキするのも好きだから…
ちょこっと男子目線
大槻駿(おおつきしゅん)
福永絢斗(ふくながあやと)
富田凪(とみたなぎ)
福永絢斗(ふくながあやと)
大槻駿(おおつきしゅん)
富田凪(とみたなぎ)
福永絢斗(ふくながあやと)
大槻駿(おおつきしゅん)
富田凪(とみたなぎ)
福永絢斗(ふくながあやと)
大槻駿(おおつきしゅん)
富田凪(とみたなぎ)
再び和奏目線
告白…
で、でもいきなりするものなの…?
石塚太陽との関係は…
友達とも言えない…
でも…
友達じゃないとも言えない…
矛盾してるけど…
でも、実際話は、してるし…
でも友達じゃない…
そんな微妙な関係だから、余計に告白してもいいのかがわからない…
でも、このままじゃ、何も進まない…
告白して、断られても…
その時は、その時…
何も進まないよりは、マシだから…
"勇気は、一瞬"
"後悔は、一生"
なのだから…
休み時間
休み時間、トイレ以外は、ほぼ席から離れない…
けど…
今日は…
稲垣和奏(いながきわかな)
石塚太陽(いしづかたいよう)
稲垣和奏(いながきわかな)
私は、心の中で、何度も「大丈夫だよ」と自分で、言い聞かせる…
心が少し、楽になる…
稲垣和奏(いながきわかな)
石塚太陽(いしづかたいよう)
稲垣和奏(いながきわかな)
嬉しい…!
あ…
そういえば、人生で今、初めて嬉しいと思えたことかもしれない…
好きな人がいるって、こんなにも幸せなことなんだ…
私は、それから、適当に授業をし…
ついに放課後…
私は、石塚太陽以外教室から出るのを待ち…
石塚太陽(いしづかたいよう)
稲垣和奏(いながきわかな)
休み時間のときよりも、断然緊張する…
「大丈夫」…
ちょこっと凪目線
富田凪(とみたなぎ)
俺は、教室に向かう
そして、教室の扉を開けようと思った瞬間…
石塚太陽(いしづかたいよう)
稲垣和奏(いながきわかな)
太陽と稲垣さん…?
二人で何をして…?
ふと、その瞬間…
「稲垣さんって絶対太陽のこと好きだろ…」
絢斗の言葉をふと思い出した…
なんで、こんな時に?
稲垣和奏(いながきわかな)
あ…
告白…
俺は、結局忘れ物を取らずに帰ろうとする…
稲垣さんのことなんか、好きでもないのに…
なぜ、こんなにも胸が苦しいんだ…?
なぜ、こんなにも辛いんだ…?
俺は、そそくさと帰る…
こんな気持ちになるのは、初めてだ…
再び和奏目線
振られたっていい…
私は、勇気を出して…
稲垣和奏(いながきわかな)
多分、精一杯の勇気を出したと思う…
振られたっていい…
作者
作者
作者
石塚太陽(いしづかたいよう)
稲垣和奏(いながきわかな)
石塚太陽(いしづかたいよう)
稲垣和奏(いながきわかな)
石塚太陽(いしづかたいよう)
稲垣和奏(いながきわかな)
石塚太陽(いしづかたいよう)
稲垣和奏(いながきわかな)
君は私を闇から光に導いてくれた…
君がいなかったら、私はきっと変われなかった…
君は、私が君のことを好きということを自覚するまで待っててくれた…
だから、今度は私が待つ番…
石塚太陽(いしづかたいよう)
ーTHE ENDー
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