蘭
蘭
はははとどこか切なげな表情を 見せた蘭 なんでそんな顔すんだよ。 服から女物のような香水の匂いが ほのかに香った。
ほかの女に愛されてるくせに。 なんで私のたった一言で そんな顔すんだよ。
言葉を全ていいきる前に、 私の唇は蘭の甘いくちびるに 抑えられた。
苦しくもがく私の声と それでも続ける蘭。 この時間が数分続く。
蘭
そう一言残し、蘭は 私のいる部屋をさっさと 去っていってしまった。
竜胆
竜胆
佐野
たい焼きを食べる口を さっさと動かして俺に 返事をする首領
竜胆
佐野
佐野
竜胆
佐野
竜胆
佐野
竜胆
佐野
佐野
竜胆
佐野
竜胆
佐野
佐野
皆のことちゃんと考えてる 首領は、本当にすごい。 そう思った 俺ら兄弟は たった2人の世界で生きてた。
きっと前まで、 大将達と会うまでは、 俺らは仲間なんて世界 知らなかった。 兄貴が本気で恋をしてるのは、 仲間に出会ったからかもしれない。
佐野
首領が男らしく笑った姿は、 あの時以来にみたかもしれない。
凪
凪
佐野
佐野
凪
佐野
凪
佐野
佐野
凪
凪
佐野
本気で言ってるのもするっと 交わされてしまった。 これが日頃の行いか、
凪
佐野
凪
佐野
凪
もうちょっと、 もうちょっとこの時間が続けばいいのに。 潮風に揺られながら、 時間が経つのを惜しんでいる俺がいた。
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