また昔聞いた あの話を思い出した。
過酷な場所を出たくても 出られなかったあの子達と同じ様に。
竜胆
竜胆
竜胆
取り敢えず病室は抜け出したものの、 こりゃ私どうすりゃいいんだ。 傷も多少マシになっているが、 ジンジンとほのかに痛い
竜胆
竜胆
竜胆
竜胆
っと、私は部屋を出た。
竜胆
俺の心臓が少し ギューーっと なるのを感じた。
と、出たはいいものと、 私マイキーの部屋なんて しらねぇんだよなぁ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
エレベーターは乗ろうとしたら 何か嫌な気配、 というかどっかのキス魔が 居そうな予感がしたので、 階段を駆け上がって来た。
長々とした病室暮らしで 体力が落ちているのか すぐ息が上がった。 今考えるとこんな広い場所で よく顔見知りに会えたな なんて思う。
私のこと知らない奴と 会っていたら間違いなく心臓を 貫かれていただろう。 恋では無いからな。 断じて違うからな。
お望み通り霊界と言うなの 住処に送ってやろうかなあいつ。 まぁ、デスク周りだけしていると言っても腐っても反社。 そこそこというか 幹部なんだからもちろん私よりも 強いだろう。
部屋を見る限り、 相当暴れたのか 物はわれたり床に落ちていたり と悲惨な状態に。 電気は着いておらずそこそこ暗い。
ベッドの隅にはジップロックに 入っている薬が置かれている
と、ゆっくり近寄り声をかける 近寄って見た顔は、 涙でぐちょぐちょ 狂っているかのような表情 をしていた。
と思うと私にばっと 抱きついた。
佐野
満更でもないかのように 目の前のクロネコを撫でた。 未だ静かに こちらに甘えているように見える。
目元を優しく少し擦る。 だが何も答えない。
佐野
やっと言葉を発したかと思えば、 結構どうでもいいことだった。 そんな問題私にとっての 回答はたった1つだ
佐野
頭をばっと私の顔が見えるくらいまで 頬を掴んで持ってきた。
佐野
そこでやっとこいつが寝るのを感じた。 ほんっと今も昔もめんどくせぇよ お前は、 二重の意味でだけど。
不良の夢見て外れる くらいだったら、 最初から何も見ないで。
夢見るのは、 いい事ばかりじゃないから。
コメント
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忙しくて500で許しておくれ!!
しのさんのお話毎回楽しみに見てます!私もしのさんのような素敵な作品を描いていきたいです!!語彙力皆無ですみません💦更新待ってます🥰
九井と凪ちゃんの会話好きなんだがw