ミスター赤ちゃん
すまない先生
ミスターレッド
そう言って3人が一斉に海に向かって走り出す
ミスター銀さん
ミスター銀さんが困ったと言わんばかりに頭を抱える
ミスターブラック
ミスターブラック
ミスターブラック
そう、すまないスクール一行は海での野外活動へ来たのだ
ミスターバナナ
ミスターバナナ
すまない先生
すまない先生
ミスターブルー
ブルーは少し呆れた様な視線をすまない先生に向ける
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ブルーはやれやれ…と額に手を当てて頭を振った
ミスター赤ちゃん
赤ちゃんはあまりの暑さに耐えきれなかったのか砂浜に倒れ込み、白目を剥きかけている
ミスター銀さん
ミスター赤ちゃん
すまない先生
ミスター銀さん
ミスター銀さん
すまない先生
ミスター銀さん
すまない先生
すまない先生は赤ちゃんをヒョイと持ち上げ、海へと一直線に走って行く
ミスター銀さん
ミスター銀さんもその後を追う様に走り出して行った
ミスターバナナ
ミスターブラック
ミスターブラック
ミスターブラック
ミスターブラックはヒラリと身を翻し、海を背に歩き出して行く
ミスターバナナ
ミスターバナナ
そう言ってミスターバナナも身を翻し、スクールの方向へと歩き出した
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ブルーはレッドから飛び出した衝撃の言葉の連続に身がのけぞる
ミスターブルー
ミスターブルーは目を輝かせ、レッドに詰め寄る
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドはポケットからいくらか金を取り出し、遠くに見えるピンク色の移動販売車に向かって歩き出す
ミスターブルー
ブルーも足を弾ませながらレッドに続き、歩き出した
???
そんな2人の姿を何者かが見つめている
???
???
???
買ったアイスの金額分を支払い終え、砂浜の石に腰をかける
ミスターブルー
ミスターブルーはあまりの美味しさに口が止まらないのか、物凄いスピードでアイスを頬張る
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルーはあまりの衝撃に、口の中に含んでいたアイスを思い切り吹き出す
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルーは再びアイスを口に頬張り、口の中に広がる仄かなワカメの香りとチョコの味を楽しむ
ミスターブルー
ブルーは目の前に広がる青空の様な海をうっとりと見つめる
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッドはそう呟き、目の前に広がる広大な海に視線を向ける
海は終わりが見えない程果てしなく続いており、微かに波を立てている
ふと、この海の先に流れて行ってしまったらどうなるのかと想像する
波に流され、誰にも見つけられないまま死んでしまうのだろうか
それとも、この先には何かあるのだろうか
そんな事を考えていると少し冷や汗が出て来たので、考えるのをやめた
ふと、横に腰を落としているブルーに目を向ける
ブルーは目の前の海に吸い込まれてしまったかの様に目が釘付けになっている
最早その集中力には恐怖を感じる程だったので、声をかける
ミスターレッド
ミスターブルー
思ったよりも早く返事が返って来たので拍子抜けする
なのでふと思い出した話をブルーにする事にした
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ブルーはビクリと肩をあげ、体を縮こませる
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドはそう言ってニヤリと笑みを浮かべる
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ブルーは胸を叩いて威勢を張るが、体はプルプルと小刻みに震えている
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドはゲフンと咳をし、声を整える
そして、声の調子を落として話し始めた
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ブルーは殆ど悲鳴に近い声で叫ぶ
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
ブルーは顔を青くし、小刻みに震えている
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドはニヤニヤしながら震えるブルーに目を向ける
レッドはブルー揶揄う気になり、続けてバカにする様な言葉を連ねる
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドはニヤニヤしながらブルーの顔を覗き込む
ブルーは相変わらず腕に顔を埋めている
レッドはしめしめと再びイタズラじみた言葉を言い連ねる
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ブルーの突然の怒号にレッドは言葉が詰まる
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドもブルーに対抗して言い返す
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
レッドも高圧的な態度でブルーに言い返す
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
レッドは無理矢理バカにする様な笑みを浮かべる
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
既に2人は喧嘩の理由を忘れている程に言い合いに必死になっていた
相手に何か言われて腹が立ったから言い返す
その繰り返し
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターレッド
バシッ
気づいた時、レッドはブルーの事を叩いていた
無意識のうちだった
ブルーも想定外だったのか、状況を理解できずに困惑の色を浮かべている
ミスターレッド
暫しの沈黙
ブルーが口をゆっくりと開く
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ミスターブルー
ブルーは無言でレッドのいる方向の逆方向へと歩いて行く
ミスターレッド
ミスターブルー
ミスターブルー
ブルーはそう吐き捨て、レッドを背に歩いて行く
レッドは砂浜に呆然と立ち尽くし
自身から離れて行く弟の背中を見つめる事しかできなかった
レッドは砂浜の岩場に呆然と座り込んでいた
自身の弟にしてしまった行為の罪悪感に囚われ、足を動かす事ができない
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
地面に視線を落とし、俯く
呟いたってやった事が無くなるわけではないが
ぶつぶつと自己嫌悪の言葉を呟き続ける
かれこれ3時間は座り込んでいるだろうか
時間というものを忘れてしまう程にレッドの気分は落ち込んでいた
そんなレッドに何者かが忍び寄る
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ザッ……ザッ…… ザッ……
レッドの背後に足音が迫る
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
………………
ガクリと項垂れ、黙り込む
ミスターレッド
ミスターレッド
???
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
レッドの口が抑えられ、続けて体を押さえ込まれる
ミスターレッド
手足をバタつかせ、抵抗するが動く事ができない
???
???
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
1人の男がもった注射器の針がキラリと輝く
プスッ………
押さえつけられている腕に針が差し込まれる
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
ミスターレッド
徐々に視界が暗くなり始める
意識も保つ事ができなくなり、朦朧とする
???
???
???
???
???
???
???
???
俺の意識は、そこで途切れた
明日から俺は……兵士になる
???
???
???
???
あんな馬鹿げた事が本気でできるとでも思っているのか?
夢を見るのも大概にしろ
???
???
???
俺に拒否権は無いんだ
「お前も現実を見ろ」
be obsessed with the past…………
コメント
10件
海の幽霊って曲にもあるやつ!wwwwwwwwwe
ステラさんホントにお話作るの上手ですよね!!尊敬します!続き楽しみにしています!