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雪宮剣優

……

颯斗

〜♪

車道側を歩く友達の颯斗くん

女の子みたいに長い髪と綺麗な黄金色の瞳を持つ、美しい子

黙っていれば大人みたいな雰囲気を出すのに中身は子供みたいに幼い

ジクジクと颯斗くんと繋いでいる手が熱く感じる

顔にも熱が集まるのを感じる

こんな感情、持つのはおかしいだろうか

男の子に…恋愛感情を持つというのは

雪宮剣優

____颯斗くん

颯斗

ん〜?

ニコニコと柔らかい笑みを浮かべる颯斗くん

年相応、というよりも少し妖艶な雰囲気を醸し出している

夕焼けで顔を赤く染まっている颯斗くんの顔と

光でキラキラと輝く黄金色の瞳

雪宮剣優

あの、俺…

ドクンドクンと心臓が脈打つのが分かる

勇気を出せ雪宮剣優!今日こそ颯斗くんに気持ちを伝えるんだ

きっと、今俺の顔は夕焼けで照らされるよりもずっとずっと赤いだろう

雪宮剣優

俺っ!颯斗くんのことが_____

雪宮剣優

っえ

好き、と言い出そうとしたその瞬間

焦ったような颯斗くんの表情と

少しの衝撃

颯斗

うっぐッッゔ…

痛みに耐える表情の颯斗くん

雪宮剣優

なっ、え

理解が遅れる

脳が理解を拒んでいる

颯斗くんの左腕に刃物が刺さっている

そう理解した瞬間、全身の血の気が引いたような感覚がした

雪宮剣優

はっ、颯斗くん!

颯斗

ゆっ、きぃ…

??

っは、あはははは!!

??

わ、私の雪宮くんに手を出したのが悪いのよ!クソ女!!

そんな女の人の声

雪宮剣優

ふっ、ざけるな!

雪宮剣優

颯斗くんは男だ!お前の勘違いで!俺の好きな人を傷付けるな!

怒りに任せてそう言い放った

??

な、なんで!?私、わたしわたしわたしワタシ!!あなたの為にあなたに付き纏ってた女を刺したのよ!?なんでそんなに怒るのよ!

雪宮剣優

っっ!!

それ以上喋らせたくなくて、女を殴ろうとした

颯斗

雪宮!

颯斗くんが右手で俺の肩に手を置いた

雪宮剣優

っ、颯斗…くん

颯斗

俺はだいじょ〜ぶ

雪宮剣優

で、でも腕に

颯斗

平気だってば

明らかに平気そうじゃない、だってダラダラと血が出続けている

動くのだって辛いはずなのに

颯斗

落ち着けよ、ユッキー

雪宮剣優

わっ、か…た

颯斗

あ〜、クソいてぇ…けど神様の物を勝手に傷つけたあのクソ女に1発蹴りでも入れよう

ゆらり、と一歩踏み出す

女は近付いてくる俺の怯えたのか右足を後ろに動かす

??

なっ、なによ!私の雪宮くんに近付いたあなたが悪いんだからね!

颯斗

はぁ……

あ〜あ、呆れた

一言ごめんなさいって許しを乞えば一撃で終わらせてやるつもりだったのに

女に走って近付いて膝で女の鳩尾を蹴る

??

ッッ!!

女は腹を押さえて咳を繰り返す

颯斗

あ〜……これはぁ、俺が刺された分

颯斗

で、これがぁ

女の頭に踵落としをする

颯斗

ユッキーが殴ろ〜とした分ね

女は白目を剥いて気を失っている

颯斗

っ……はぁ〜〜

深い溜息を吐く

雪宮剣優

颯斗くん!

颯斗

あ、ゆっきぃ

颯斗

警察と、あと救急車呼んで

雪宮剣優

もう呼んであるよ!

雪宮剣優

それより、応急手当てしなきゃ

颯斗

しなくても平気だってば〜

雪宮剣優

俺がやりたいの!

颯斗

……まぁ、いいか

雪宮がハンカチで刺された部分を固定して制服の上着で圧迫止血をする

雪宮剣優

大丈夫?なんかして欲しい事とかあるならなんでも言って

颯斗

……寒い

隣に座って上着で圧迫止血を続ける雪宮に体を寄せる

颯斗

……ふぅ

近くで「あ」とか「わ」とか言ってる雪宮が少しうるさい

でも体温はあったかいので暫く雪宮で暖を取る

苗字雪で寒そうなのに暖とるのか……

かまくら的な感じか

颯斗

ゆっきぃ

雪宮剣優

なっ、なぁに…?

颯斗

ゆっき〜あったかいねぇ

雪宮剣優

な、ならよかった…

あ〜、やば…貧血で頭クラクラしてきた

目の前の景色が白くぼやける

その光景が、少し怖くて目を閉じて見えないようにする

血を大量に流したせいか、頭がぼんやりと酒に酔った時のような感覚に陥る

そのぼんやりとした感覚に身を委ねると直ぐに意識を失う

我らが神は今どこへ

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