ロゼ
ロゼ
ロゼ
ちょっとおかしな世界観になっているけど気にしないでください
先輩が言う場所は2階の教室にあるらしい
階段を上る先輩を見つめながら頭に💙ちゃんの言葉が過ぎる
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階段を上りきった時先輩の手には銃が握られていた
俺は銃口を突きつけられたことを思い出してしまった
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今の先輩は学校で見るいつもの先輩の顔だ
この人の優しさや親切さには裏表なんてない
そう考えているうちにある部屋で先輩が立ち止まった
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ドアを開けると先輩はすぐに銃を向ける
窓は空いているが部屋には何もいないようだ
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俺が開いているドアに近づこうと足を向けた時先輩が声をかけてきた
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このゲームに悩まされ、でも考えてはいけないと日常に没頭していた
そうしないと悲しくて、 つらくて、 おかしくなりそうだったから
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日常に没頭することで何とか自分を保っていた
その環境を先輩はくれた。
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鼻の奥がつんと痛くなる
💙ちゃんと話して涙腺がゆるんだままだった
慌てて俯き涙をこらえる
先輩は優しい声で続けた
だから、もう苦しまなくていいよ
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顔をあげると先輩が優しく微笑んでいた
生徒会誘って手を差し伸べてくれた時と同じ笑顔
そのはず…なのに
どうしてか背筋が寒くなった
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助けてくれると言っているのになぜか寒気が止まらない
そんなはずないと俺の心が叫ぶ
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悩んでいた俺に手を差し伸べてくれた笑顔から目が離せない
パン! キィン!!
銃声がした直後に感じたのは右手の衝撃
その衝撃で持ってた剣が落ちる音
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何が起こったのかわからなかった
取り落とした剣を拾おうとしたが再度銃声がして剣が俺から遠ざかり俺はその場に倒れた
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先輩は『伝説の剣』を手に取り窓の方に歩いていく
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『伝説の剣』を使わないと決めた
だけど誰かに渡す気もなかった
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先輩の目が本気であることしかわかっていない
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手を伸ばせば届く距離だったが
剣はするりと先輩の手から滑り落ち俺の視界から消えた
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慌てて駆け寄ったがすでに剣は地上へと落ちていた
ここから飛び降りて取ろうとしたがリスクが高い
どうにかして剣を取り戻そうと考えている時
建物の影から誰かが出てきて剣を拾って走り出した
🧡くんだった
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先輩の真意に気づき全身から血の気が引いた
🧡くんの背中を追うように💙ちゃんが出てきた
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💙ちゃんがためらった意味がわかった
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先輩の目は細くなり、頬が浮き上がった
それは…笑っているように見えた
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先輩の傍をすり抜け走り出した
先輩はその場に立ったまま動かなかった
早く、行かなきゃ…!
コメント
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続きが楽しみです