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海沿いの道路。
少しの街灯。
裏山で、セミ達が夏の終わりを知らせるように泣き続けている。
俺は走った。
裸足に小石があたって、刺さるように痛い。
涙が後ろへと飛んでいく。
今、君に逢いに行くから。
だから、、、もう少しだけ待って。
急がないと。
早くしないと。
夏が終わる。
そうしたら、君にもう二度と逢えない。
暇なつ
緑川 すち
紫田いるま
空よりも濃い青い海、どこまでも広がる山。
なんて小さい町だろう。
この町から出て行きたいと、何度思ったことだろう。
ここには何もない。
ファミレスも、ファストフード店もない。
なにもない。
観光客だって滅多に来ないし、中学も高校も一校しかない。
この町で誇れることは、、、 ただ一つだけ。
そんな土地で私たちは生まれ育ってきたんだ。