早く堕ちればいいのに♡(完結)

nmnm 注意 本人様とはなんの関係もございません のぶくんのキャラもほぼおりキャラみたいです 純粋❌ 地雷❌ 通報(´；ω；`) ハート一個でもくれたら嬉し泣く 3話だよー

ﾌﾞﾂｯ

ﾂｰ、ﾂｰ

君の顔が絶望に染まるのは♡

やっぱりこいつらは堕ちきってる

顔に寂しいって書いてある

ただ、俺は青がいるから堕ちるわけには行かない

ここから逃げて、また青と付き合いたい、暮らしたい

そのためなら俺はこいつらも見捨てられる

それほど……

ｶﾞﾁｬ(扉開)

少し申し訳なさそうにするのぶ

ｶﾞﾁｬ、ﾊﾞﾀﾝ(部屋を出る)

ｶﾞﾁｬ(扉開)

初めて入る部屋だ……

言いにくそうにするのぶ

ｽｯ……(机に写真を置く)

青くんが見知らぬ金髪の女性と楽しそうに話している写真(道で)

ｽｯ…… 青くんが家にその人を招いている写真(玄関で)

ｽｯ…… 手を繋いでショッピングしている写真(ショッピングモール)

こんなはずない！青が俺のことを忘れるなんてｯ！

青くんの個人情報のびっしり書かれた紙

ﾊﾞｯ!(奪い取る)

全て、合っている、

いや、合ってるどころじゃない、俺の知らないことまで……

机に置かれたボイスレコーダー

ｻﾞ…ｻﾞなに？…改まって…

ノイズの隙間から聞こえるのは女性の声

……ｻﾞｻﾞ…─、前からｻﾞ好きなんだ、ｻﾞｻﾞ僕ｻﾞ付き合ってくれる？

聞き間違えることのない、彼の声

俺がずっと好きだった、彼の声

ボイスレコーダーはまだ喋っているが、俺にはもう聞こえなかった

俺を気遣うような優しい声は、どん底に落ちた俺の心にするりと入ってきた

泣きじゃくる桃をそっと抱き締めるのぶ

続く