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また会えたら

9 - 第9話 忍び寄るカウントダウン

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2024年09月12日

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叔母

お婆ちゃんのお葬式なんだけど

叔母

斎場の都合で1週間後の土曜日になったから

電話をもらった翌日 叔母の家を訪ねていた

ひな

今はじゃあお婆ちゃんはまだ霊安室にいるの?

叔母

そう、そこから斎場の方に移ってまたしばらく安置されるみたい

ひな

そっか…

ひな

お婆ちゃん長生きしたよね

叔母

そうね、でももっと色々出来たんじゃないかってね…

ひな

(叔母にとっては母親だもんな…辛いよね)

叔母

…だからね

叔母

親を亡くすってこんなに辛いなんて…

叔母

ひな…アンタもどれだけ辛かったことか…

ひな

もうだいぶ前だけどね

ひな

辛いよね…

ひな

今はもう居ないことが普通になっちゃってるけど…

叔母

それじゃあお葬式の日にね

ひな

うん

ひな

なんか手伝える事があれば言ってね

ひな

さて

ひな

今日も点滴頑張ったね

ひな

お婆ちゃん…亡くなっちゃった

ひな

来週お葬式が終わったら夕方には戻って点滴行かなきゃね

寝ているワンコを撫でながら 今日は早めに寝ることにした

お葬式当日 親戚たちが集まって 最期の別れに涙した

叔母

今日はこの後皆んなでご飯でも食べようか

叔母の一言で斎場から1番家が近い 親戚の家へ向かう事になり 私は夕方になり先に帰ることにした

ひな

(結構遅くなっちゃったな)

ひな

ただいまぁ

ひな

寒っ

ひな

今日は午前中雪だったし、寒い寒いっ

ひな

ワンコ〜病院行こう〜

ひな

ひな

ワンコ!

ワンコ

目に飛び込んできた光景に 驚きと不安が襲う

ひな

どうしたの!?

ひな

ワンコ!

ひな

ワンコ!

朝家を出る時に布団にいたワンコが フローリングの冷たい床に 目を見開き横たわっていた

ひな

ワンコ!

咄嗟に抱き抱えると口元は濡れていて 泡を拭いたのか床も濡れていた 幸いワンコは息をしているが 全く動かない

ひな

は、はやく病院行かなきゃ!

ひな

何で?何があったの?

ひな

何で私がいない間に?

ひな

朝はいつも通りご飯も食べてお水も飲んでた

ひな

いつも通りの朝だったのに…

ひな

私がもっと早く帰ってくれば…

頭の中はパニック状態になりながら ワンコをブランケットにくるみ 急いで病院へ向かった

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