テラーノベル
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話が終わる頃には 学校内からは生徒が帰り、 気づけば俺だけだった
まさや
正義感と言う名のエゴで もしかすると踏み入れては行けない領域に 達していたのかもしれない
一体どこで間違ったんだろう 放課後、女子の陰口を 見て見ぬふりをすればよかったのか
そんなどうしようもない後悔が 俺を惑わせる
まさや
学校を後にし、俺は家に帰った
しばらくしてから 一本のメッセージが届いた こうからだ
まさや
俺はすぐこうに電話をかけた
まさや
こう
こうはなぜか 動揺しているような様子だった
まさや
こう
まさや
まさや
こう
まさや
こう
まさや
こう
なぜ、こうがあんなに動揺していたのか 分からなかった俺は 会って話しを聞くことにした
程なく こうが家に来た
まさや
こう
俺は黙って 携帯を渡し、登録していない事を 見せた
こう
こう
こうが見せたのは 俺の名を名乗った誰かが かのへの誹謗中傷などを書き連ねた 投稿だった
こう
まさや
こう
俺は昨日のかのとの話を そして今日の放課後のせいとの話を こうに話した
こう
まさや
こう
まさや
こう
まさや
まさや
こう
俺はすぐにかのに 電話をかけた
まさや
応答なし
まさや
こう
俺とこうは、かのの家に向かった でも、この時の俺たちは もぉ手遅れだったことに気づきも しなかった