TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

MOREMOREJUMP!  メインストーリー

一覧ページ

「MOREMOREJUMP!  メインストーリー」のメインビジュアル

MOREMOREJUMP! メインストーリー

3 - MOREMOREJUMP! メインストーリー 第2話 はっきりしなさい!

♥

66

2023年01月22日

シェアするシェアする
報告する

うぷぬし

どうも!
うぷぬしです!

うぷぬし

今回は第二話!

うぷぬし

どうぞ!

ナレーター

宮益坂女子学園 屋上

桐谷遥

邪魔しちゃったかな。
えっと……

花里みのり

あ、は、は、はいっ!
1年A組、出席番号21番、花里みのりです!

花里みのり

趣味は振り付けの完コピ!
特技はキャッチフレーズをつけることです!

桐谷遥

え?

花里みのり

(はっ!緊張してなぜかオーディションみたいなことを!)

桐谷遥

ふふ。同じ1年生なんだね。
私は桐谷遥。今日C組に編入してきたの

桐谷遥

読書できる場所を探してるんだけど……。
ここにいてもいい?

花里みのり

もっ、もちろんですっ!

花里みのり

(ほ、本物の遥ちゃんだー!
顔小さい!なんだかキラキラしてる!)

花里みのり

(どどどどうしよう!
これ絶対、同じ空気吸っちゃってるよね!?)

桐谷遥

…………

花里みのり

(あ……遥ちゃん、なんだか疲れてるみたい……)

花里みのり

(そうだよね。みんなに囲まれていろいろ聞かれたりとかして、
きっと大変だったよね……)

花里みのり

(うるさいと本も読みづらいだろうし、
今日はダンスの練習やめておいたほうがいいかな……)

桐谷遥

花里さんは、ここで何してたの?

花里みのり

えっ!?え、えっと、ダンスの練習です!
あ、その、ダンス部とかじゃないんですけど……!

花里みのり

わたし、アイドルを目指してまして……!
は、は、遥ちゃん、みたいな……!

桐谷遥

え……?

???

はっきりしなさいってば!!

花里みのり

わっ!な、何?怒鳴り声?

???

いい?ちゃんと話すまで帰さないからね!
ほら、早く来なさいよ!

桐谷遥

……誰かケンカしてる。
屋上に上がってくるみたいだけど……

花里みのり

ええ?
せっかく遥ちゃんがゆっくりできる場所なのに……

花里みのり

あ、給水塔の影にいたらやり過ごせるかも!
遥ちゃ……き、桐谷さん、こっちです!

桐谷遥

あ、うん。……あれ?

桐谷遥

あれは、雫……?

花里みのり

え?日野森先輩と知り合いなんですか?

桐谷遥

雫とは、仕事で何回か会ったことがあるの

花里みのり

あ、そっか!日野森先輩は
『Cheerfull*Days(チアフルデイズ)』の
センターだし、歌番組でも一緒になってましたもんね!

桐谷遥

もうひとりは、『QT(キューティー)』の桃井愛莉だよね。
よくバラエティアイドルとして出てた……

花里みのり

はい。あ、でも、半年前くらいに辞めちゃったんですよね。
あんなにいっぱいバラエティ番組に出てたのに……

桐谷遥

……この学校、私も単位制クラスが便利だから選んだけど、
やっぱり芸能活動している人が多いんだね

花里みのり

そ、そうですね!桐谷さん!

花里みのり

(うう~っ!
わたし、遥ちゃんと普通に会話しちゃってる~!!)

桐谷遥

同級生なんだし、敬語じゃなくていいよ。
私も、みのりって呼んでいい?

花里みのり

え!?あ、わ、わかりまし……じゃなかった!
……う、うん、遥ちゃん!

花里みのり

(は、遥ちゃんに名前を呼ばれる日がくるなんて!!
もしかしてわたし、明日死んじゃうんじゃ……!?)

桐谷遥

それにしても、どうしてあのふたりがケンカしてるんだろう

桃井愛莉

……雫。わたし、昔の後輩から聞いたのよ

桃井愛莉

アンタがメンバーとうまくいってないとか、移籍するとか、
変なウワサが立ってるってこと

日野森雫

…………

桃井愛莉

……本当なの?

日野森雫

……それは……。
…………

桃井愛莉

はっきりしなさいよ!中途半端な態度が一番良くないのよ!
アンタがそんなだと、ファンだって不安になるじゃない!

桃井愛莉

わかってる。わかってるけど……

桐谷遥

……なんだか長くなりそう

桐谷遥

……仕方ない。こっちから出ていこうか

花里みのり

え?

桃井愛莉

!!
誰かいるの!?

桃井愛莉

ASRUNの、桐谷遥……!?
アンタ、この学校だったの!?

日野森雫

遥ちゃん……?

桐谷遥

久しぶり、雫。去年の収録以来だね

桃井愛莉

ちょっと、こっちが話してるのよ!
コソコソ盗み聞きなんて、いい度胸じゃない!

桐谷遥

盗み聞き?そっちが勝手に誰もいないって思って、
大声で騒いでいただけじゃないですか

桃井愛莉

なっ……!!

桐谷遥

安心してください。さっき聞いたことは誰にも言いません。
辞めたとはいえ、それくらいの常識はありますから

桃井愛莉

な、なんて生意気な……!
まったくこれだから大手のアイドルは……!

桃井愛莉

……ま、今聞いたこと話さないならいいけど!
そっちのアンタも話さないでよ!?

花里みのり

い、言いません!
誰にも言いません!

桃井愛莉

それならもう行っていいわよ。
わたし達、まだ話をしなくちゃいけないの

花里みのり

あ、あの……でも……

桃井愛莉

何よ。まだ何か用?

桐谷遥

あとから来ておいて出て行けだなんて、勝手ですね

桐谷遥

彼女のほうが先に、
ここでダンスの練習をしていたんですけど

桃井愛莉

はぁ?ダンス?ひとりで?
なんでよ?

花里みのり

あ、えっと……わたし、その、アイドルを目指してて……!

桃井愛莉

アイドル……?アンタが?

花里みのり

は、はい!
わたし、アイドルになることが夢なんです!

MOREMOREJUMP! メインストーリー

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

66

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚