面会時間が終わって、 2人が帰った
誰も居ない病室は不気味で、
僕が感じる孤独感を 強めている気がした
黄
彼の名前を口に出してみた
彼の名を呼んだら 微笑みながら僕の名前を 呼んでくれるんじゃないか、
…なーんて、夢見たり、笑
黄
何日も何日も、 同じ天井を見続けた
彼は一向に僕の前に 現れなかった
過去の僕は今の僕を見たら どう思うだろう?
華の高校生活を 想像していたはずだ
未来の予想はいつも外れる
想像は全て壊れてしまう
ふわふわと浮いたまま、 何処かへ消える
黄
もう、口角を上げることすら ままならないみたい、笑
早く消えたい
赤と青ちゃんは、 2人の予定が空いてる時は いつも来てくれた
無言の僕にひたすら たわいない話をしてくれる日々。
どうして、見捨てないんだろう
青
黄
青
僕が彼に話しかけると 目を見開いて僕を見た
彼は大きく深呼吸をすると
"どうしたの"
と優しく問いかけてくれた
黄
黄
黄
彼はしばらく黙っていた
覚悟を決めたように息を吐き "にこっ"と微笑んだ
青
青
黄
僕は頭がぐるぐる回り、 オウム返しすることしか 出来なかった
青
青
青
青
彼はそう言うと椅子に腰かけ 僕の頭に手を置いた
青
黄
青
青
彼は小悪魔のように笑った
𝐍𝐞𝐱𝐭→♡100
コメント
3件
投稿ありがとうございます!! ずっと続き楽しみにしてたのでめっちゃ読みます! 続きめっちゃ楽しみです、!無理せず頑張ってください!!