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由希
先輩…
琉斗先輩
おぉ、由希
由希
残念…でしたね…
琉斗先輩
由希
本当悔しいです
琉斗先輩
ありがとう
琉斗先輩
あぁ引退かぁ…
琉斗先輩
きっと目標が高過ぎたんだよ
由希
そんな…
琉斗先輩
1年間で全国優勝目指すとか
琉斗先輩
ただの口だけだった
由希
そんなことないと思います！！
琉斗先輩
え？
由希
先輩は
由希
ちゃんと努力していました！
由希
目標に向かって汗を流していた先輩を
由希
私はいつもこの目で見ていました
琉斗先輩
いやそんな大袈裟な笑笑
由希
大袈裟なんかじゃありません
由希
大袈裟なのは先輩の方ですよ
琉斗先輩
由希…
琉斗先輩
もういいよ
琉斗先輩
終わったことだ
琉斗先輩
俺もこんなことで止まってちゃいけない
琉斗先輩
前を向かないと
由希
先輩…？
琉斗先輩
ありがとう、由希
琉斗先輩
君のおかげで気付けたよ
琉斗先輩
俺、高校行っても頑張るよ
由希
はい！頑張って下さい！
琉斗先輩
そして…
琉斗先輩
君がいつも俺の姿見てたことに驚きだよ
由希
え
琉斗先輩
そうやって俺をずっとそばで見ててくれてる人がいるんだなって
琉斗先輩
俺、由希のこと好きかも
由希
えっ……！
琉斗先輩
たくさんたくさん気付けたよ
琉斗先輩
ありがとな、由希
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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