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今回はちょっと長めです。
朝の光が差し込むロビーで、まだ少し眠そうな空気が漂ってる。 星奈ちゃんとミレイさんが先に降りてくると、ちょうどそのタイミングで―― ハルトさんとナギさん、それにコウくんがロビーの奥から歩いてきた。
ハルトさん
ナギさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
黒神ミレイ
浅薙晃誠
黒神ミレイ
黒神ミレイ
ハルトさん
ナギさん
ハルトさん
星奈ちゃんたちは、その流れに自然に乗って、朝の廊下へと出ていった。
浅薙晃誠
黒神ミレイ
ナギさん
ハルトさん
後部座席ではコウくんが早速くつろぎモード、ミレイさんは窓の外を見ながら何か楽しそうにしてる。 星奈ちゃんもシートに体を預けるようにして座っていて、車がゆっくりと動き出す。
ナギさん
黒神ミレイ
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさんもミラー越しに 一瞬視線を向ける。 ナギさんはそれを察してるみたいに、少しだけスピードを安定させる。 外では景色が変わっていって、建物が少なくなり、少しずつ空が広く見えてくる。 その流れの中で、車は次の休憩地点へ向かって静かに進んでいった。
サービスエリアに入ると、タイヤの音がゆっくり減って、 車がスッと駐車枠に収まる。
その時、
黒神ミレイ
浅薙晃誠
ナギさんがエンジンを切ると、車内の空気が一気にほどけた。
ナギさん
ドアが開くと、外の空気がふわっと入ってくる。少し甘い匂いと、売店のざわざわした音。 コウくんが伸びをしながら一番に降りる。
浅薙晃誠
ミレイさんも続いて降りて、売店の方を見て目を輝かせる。
黒神ミレイ
ハルトさん
ナギさん
ナギさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
ナギさん
黒神ミレイ
車に戻ると、外の音が少し遠くなる。 シートに体を預けると、一気に力が抜けていく感じがある。 エアコンの小さな風と、遠くの車の音だけが残る静かな空間。
外ではみんながまだ少し動いていて、売店の方に行く気配や笑い声が聞こえるけど、それもだんだん薄くなる。
ナギさん
ハルトさん
ハルトさん
ナギさん
浅薙晃誠
黒神ミレイ
ナギさん
それだけ言って、他のみんなは売店や トイレの方へ散っていく。 車の中では、星奈ちゃんが静かに休んでいる。外の気配は少しだけ残ってるけど、ナギさんが近くにいることで、空気が不思議と落ち着いていく。
ナギさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナギさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナギさん
車の外では誰かの笑い声が遠くで聞こえるけど、この場所だけ少し静かで、 時間の流れがゆるくなる。 星奈ちゃんがもう一度小さくうなずくと、ナギさんはそれ以上は言わず、ドアのそばで見守る姿勢のまま立つ。
浅薙晃誠
コウくんが売店の袋を揺らしながら一番に戻ってくると、ミレイさんも飲み物を持って後ろから続く。 ハルトさんは周囲を見ながら落ち着いた足取りで戻ってきて、
ハルトさん
浅薙晃誠
黒神ミレイ
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
ナギさん
星奈ちゃんのいる空間も、 さっきより少しだけ静かで、 重さが抜けている感じがある。 ハルトさんがもう一度だけ軽くまとめる。
ハルトさん
その一言で、車内の空気が完全に “帰るモード”に切り替わっていった。
ハルトさん
黒神ミレイ
ナギさん
ハルトさん
浅薙晃誠
車がしばらく走ると、外の景色にまた休憩所の看板が見えてくる。 ハルトさんがウインカーを出して、 ゆっくり減速する。
ハルトさん
ナギさん
黒神ミレイ
ハルトさん
ナギさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナギさんが何も大げさに言わず、すっと手を上に添える。 車のフレームに頭が当たらないように、軽くガードする感じで。
ナギさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
黒神ミレイ
黒神ミレイ
ハルトさん
星奈ちゃんは飲み物を受け取りながら、周りの音をゆっくり聞いている。さっきより疲れはあるけど、どこか安心した静けさも混ざっている。 ハルトさんが最後にまとめるように言う。
ハルトさん
コウくんが軽く手を上げて、
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
黒神ミレイ
ハルトさん
ナギさん
それだけ言って、視線を外す。 夕方の風が少し強くなって、休憩所のざわめきがゆっくり流れていく中で、 その一言だけが、妙に静かに残った。
外の景色はだんだんと影を長くしていって、太陽が少し傾き始める。 車は静かに、 夜へ向かう帰り道を進んでいった。
星奈ちゃんは窓側で、外をぼんやり見ていた。流れていく街灯が、瞳の中でゆっくり点滅しているみたいに見える。
ハルトさん
ナギさんは少しだけ視線を横にやって、何も言わずにブランケットを後ろへ回した。さりげなく、星奈ちゃんの膝にふわっと掛けられる。
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
黒神ミレイ
ミレイさんの声は少し眠そうで、 でも優しい。 車はゆっくりカーブを曲がって、窓の外の景色が一瞬だけ大きく傾く。星奈ちゃんはその揺れに合わせるみたいに、 肩の力を抜いた。
ナギさん
車はそのまま、止まることなく夜道を進み続けた。外の景色はもうほとんど黒に近くなって来ている。 星奈ちゃんのまぶたは重くなっていて、 気づけば半分夢の中にいた。
浅薙晃誠
ナギさん
黒神ミレイ
浅薙晃誠
しばらくすると、後ろの空気がさらに柔らかくなった。 さっきまで小さく話していたミレイさんの声が、ふっと途切れる。
黒神ミレイ
浅薙晃誠
ハルトさん
短くそう言って、また前を向く。 車は夜の道をまっすぐ進む。 外はもう完全に“帰りの景色”で、
コンビニの明かりや住宅街の 灯りが流れていく。 後ろでは、星奈ちゃんとミレイさんが静かに眠っていて、コウくんはそれを見て少しだけ肩をすくめた。
浅薙晃誠
それからしばらく、車内はほとんど音がしなくなった。 エンジンの低い唸りと、タイヤがアスファルトをなぞる規則的な音だけが続く。 外の景色はもう見慣れた住宅街に変わっていて、ところどころに灯りが点いている。夜が深いのに、
「もうすぐ家だ」と分かる景色だった。
ハルトさん
ナギさん
浅薙晃誠
ミレイさんは相変わらず眠ったままで、肩がシートに預けられている。星奈ちゃんも同じように静かで、ブランケットの中で小さく呼吸しているだけだった。 車はゆっくりと、見覚えのある道へ曲がる。
ハルトさん
浅薙晃誠
ナギさん
車が完全に家の前へと滑り込む。 エンジンはまだ止まらない。 けれど、旅の終わりだけはもう、 ちゃんと目の前に来ていた。
車がゆっくり停まって、エンジンの音だけが小さく残る。 ナギさんは一度だけバックミラーを見てから、静かにシートベルトを外した。
ナギさん
短くそう言って、助手席のドアを開ける。 冷えた夜の空気が 一気に車内へ流れ込んだ。 ナギさんはそのまま後部座席のドアへ回り、音を立てないようにそっと開ける。
ブランケットにくるまった星奈ちゃんは、まだ深く眠ったままだった。 呼吸だけが一定で、起きる気配はない。 ナギさんは少しだけ間を置いてから、 慎重に身をかがめる。
ナギさん
小さく呟いて、そっと背中に手を入れ、体を支える。 力任せじゃなくて、起こさないように“持ち上げる”というより“預けさせる”感じ。 星奈ちゃんが少しだけ動いたけど、すぐにまた安心したみたいに力が抜けた。 そのまま、ナギさんは 自然に背負う形にして立ち上がる。
ナギさん
浅薙晃誠
黒神ミレイ
浅薙晃誠
黒神ミレイ
浅薙晃誠
コウくんがそう返すと、ミレイさんは少しだけ笑って体を起こす。 ナギさんは星奈ちゃんをしっかり背負ったまま、家の方へ視線を向ける。
ナギさん
ハルトさん
そう言って、家の前へ先に向かう。 ポケットから鍵を取り出す仕草は慣れたもので、迷いがない。玄関の前に立つと、軽く一度だけ振り返ってから鍵を差し込む。 カチャ、と静かな音。 ドアが開くと、家の中のわずかに温かい空気が夜にこぼれた。
玄関のドアが閉まる音がして、家の中に人の気配が流れ込む。 靴を脱ぐ音、かすかな足音、その全部がまだ夜の静けさの中で重なっていた。 リビングの明かりがついたままなのに気づくより早く、奥から声がした。
ナナセさん
三途川メグリ
ナギさん
三途川メグリ
ナギさん
ハルトさん
ナナセさん
メグリさんも毛布を広げて待っている。 ナギさんは静かに星奈ちゃんをソファへ移し、できるだけ衝撃が ないようにそっと横たえた。 ふわ、とブランケットの中で小さく動いたけど、まだ目は開かない。
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナギさん
三途川メグリ
でも次の瞬間、星奈ちゃんはゆっくりと目を開けた。 まだぼんやりしていて、 天井と人の影を見比べるみたいに 瞬きをする。
ナナセさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
星奈ちゃんはブランケットを握りしめたまま、小さく息を吐く。 安心したみたいに、 もう一度ゆっくり目を閉じかける。 でも今度は、ちゃんと“家の音”の中で眠り直せる静けさだった。
ハルトさん
ナナセさん
三途川メグリ
ナギさん
ナナセさん
三途川メグリ
ナギさんが静かに星奈ちゃんを抱き直す準備をする。 家の中はもう完全に夜の終わりの空気で、外の疲れも全部ここで ほどけていくみたいだった。 ハルトさんが階段の前で軽く手を上げる。
ハルトさん
ハルトさんとナギさんが「じゃあ、俺たちは——」って 小さく立ち上がろうとした瞬間。 星奈ちゃんが、布団の端をぎゅっと掴んで、声を漏らす。
浅薙星奈(あさなぎせな)
一瞬、空気が止まる。 ナギさんが動きを止めて、目線だけでハルトさんを見る。ハルトさんも同じように、すぐには動かなかった。 星奈ちゃんは布団の中で少しだけ体を起こして、言葉を探すみたいに続ける。
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
ナギさん
ゆっくり目を閉じようとした、その瞬間。
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナギさん
ハルトさん
ナギさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナギさん
廊下を早足で抜けて階段を降りると、下にはナナセさんとメグリさん、コウくん、それにミレイさんがくつろいでいた。 ナギさんの足音に気づいて、まずコウくんが顔を上げる。
浅薙晃誠
ナギさん
黒神ミレイ
三途川メグリ
浅薙晃誠
ナギさん
ナギさん
ナギさん
浅薙晃誠
ナギさん
そしてそのまま、 階段を駆け上がっていった。
ハルトさん
ナギさん
ハルトさん
ナギさん
ナギさんとハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナギさん
ハルトさん
一瞬、空気が止まったみたいになる。 星奈ちゃんがその場に座り込んで、 苦しそうに呼吸を 整えようとしているのを見たあとで ――すぐに言葉が出なかった。
その沈黙を破ったのはメグリさんだった。
三途川メグリ
声は静かだけど、 ちゃんと怒りが混ざってる。 ナギさんはすぐには答えない。視線だけが一瞬だけ揺れて、 言葉を探しているのがわかる。 その横で、ナナセさんの 声が少し鋭くなる。
ナナセさん
ハルトさん
ナナセさんとメグリさん
三途川メグリ
ナギさん
その言葉で、場の空気がまた静かに引き締まる。星奈ちゃんの呼吸音だけが、やけに大きく聞こえるみたいに。
浅薙星奈(あさなぎせな)
三途川メグリ
浅薙星奈(あさなぎせな)
三途川メグリ
ナナセさん
空気がピンと張る。 ハルトさんはすぐに言い返さない。ただ、言葉を間違えない ように選んでる感じがする。 ナギさんが先に口を開く。
ナギさん
ナギさん
ナナセさん
三途川メグリ
ハルトさん
ナギさん
三途川メグリ
ナナセさん
ナナセさん
ナナセさん
ハルトさん
ナナセさんが少ししゃがみ込んで目線を合わせる。
ナナセさん
メグリさんも静かにうなずく。
三途川メグリ
ナギさん
ナギさん
その一言で、二人の空気がさらに変わる。 ハルトさんは短く息を吐いて続けた。
ハルトさん
ハルトさん
ナナセさん
ナギさん
三途川メグリ
ハルトさん
三途川メグリ
ナギさん
“隠す時間”から、 “守るために動く時間”へ。
すー……すー…… さっきまで少し荒れていた呼吸が、今はゆっくりと一定のリズムに戻っていて、布団の中で小さく丸くなっているのがわかる。
ハルトさん
カーテンの隙間から うっすら光が差し込んで、 ベッドの上の空気だけが少しあったかい。 そのとき——
マキちゃん
バフッ!! 勢いよくベッドに飛び込んできたマキちゃんが、そのまま布団ごと揺らすみたいに乗っかってくる。
マキちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
マキちゃん
ハルトさんに送ってもらって、コウくんと星奈ちゃんはそのまま仕事場へ向かう。
ハルトさん
浅薙晃誠
ゼンさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
ゼンさん
スズネちゃん
スズネちゃん
スズネちゃん
ゼンさん
十海隊員
ナナハちゃん
浅薙晃誠
十海隊員
十海隊員
ナナハちゃん
浅薙晃誠
浅薙晃誠
十海隊員
ナナハちゃん
浅薙晃誠
その言葉に、十海隊員が ふっと表情をゆるめる。
十海隊員
ナナハちゃん
浅薙晃誠
ナナハちゃん
浅薙晃誠
って短く答える。 その返事は軽くないけど、ちゃんと受け止めてる感じだった。
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
星奈ちゃんは少し息を整えながら、でもちゃんと笑っていて、そのままコウくんのところまで来る。 十海隊員とナナハ隊員に軽く会釈してから、コウくんの横に並ぶ感じで止まった。 コウくんは自然に荷物を持ち直して、
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナナハちゃん
十海隊員
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナナハちゃん
十海隊員
浅薙星奈(あさなぎせな)
十海隊員
浅薙星奈(あさなぎせな)
十海隊員
ナナハちゃん
十海隊員
十海隊員
十海隊員のところに戻ってきたゼンさんが、少し距離を詰めるみたいに横に立つ。
ゼンさん
十海隊員
ゼンさん
ゼンさん
ナナハちゃん
ゼンさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
雨霧ミカドさん
雨霧ミカドさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
比嘉景虎
浅薙星奈(あさなぎせな)
比嘉景虎
浅薙星奈(あさなぎせな)
比嘉景虎
雨霧ミカドさん
雨霧ミカドさん
比嘉景虎
浅薙星奈(あさなぎせな)
雨霧ミカドさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
星奈ちゃんが困ったように笑うと、ミカドさんは椅子から立ち上がり、ぽんっと軽く頭に手を乗せた。
雨霧ミカドさん
その直後。 廊下の向こうから、
浅薙晃誠
比嘉景虎
雨霧ミカドさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
エレベーターを降り、外へ出ると、 夕方の風が少しだけ冷たい。 駐車場の端に停まっている車にもたれながら、 ハルト がスマホを見ていた。 二人に気付くと顔を上げる。
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙晃誠
ハルトさん
浅薙晃誠
ハルトさん
ハルトさん
浅薙晃誠
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
ハルトさん
浅薙晃誠
ハルトさん
浅薙晃誠
車が走り出してしばらくすると、街の明かりが少しずつ増えていく。
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
店内に入ると甘い香りが広がっていた。 星奈ちゃんはショーケースの前でしゃがみ込みそうな勢いで眺める。
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
星奈ちゃんはむっとした顔で反論する。
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙晃誠
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
しばらく真剣にショーケースとにらめっこしていた星奈ちゃんが、 ようやく顔を上げる。 店員さんに、
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
と、白いクリームに小さなハートが乗ったケーキを指差した。
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
選んだのは、派手すぎないけど綺麗な チョコレートケーキ。
星奈ちゃん → モンブラン ハルト → ティラミス コウくん → チョコたっぷりケーキ ユウマくん → 落ち着いた チョコレートケーキ ハカちゃん → ハート付きの可愛い ショートケーキ ミレイさん → いちごたっぷりケーキ マキちゃん → 見た目が可愛い フルーツケーキ ナナセさん → 甘さ控えめの紅茶ケーキ メグリさん → チーズケーキ
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
店を出ると、 夜風が少しひんやりしていた。 ケーキの箱を大事そうに抱えながら、 星奈ちゃんが嬉しそうに笑う。
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
星奈ちゃんは安心したように笑って、 両手が空いた状態で助手席へ向かう。 ハルト は運転席側で鍵を開けながら、
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
その瞬間だった。 駐車場の奥から、タイヤの擦れる音。 ――キィッ!! 一台の車が、かなりの速度で曲がってくる。
浅薙星奈(あさなぎせな)
星奈ちゃんが振り向いた時には近すぎた。 ヘッドライトの光。 迫る車体。
ハルトさん
ハルトさんが助手席側へ飛び込み、 星奈ちゃんの腕を強く引く。 車がすぐ目の前を通り抜ける。 風圧だけでも息が止まりそうになるほど近かった。
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙晃誠
ハルトさん
ヘッドライト。 急接近する車体。 ブレーキ音。 それが一瞬、昔の記憶と重なった。 頭では“今は大丈夫”と分かっているのに、 体だけが過去の危険を思い出してしまう。 呼吸が乱れかける。
浅薙晃誠
星奈ちゃんはゆっくり息を吸おうとして、 少しだけ咳き込む。 ハルトさんが背中に手を添えた。
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙晃誠
少し空気が落ち着いてきた頃。
浅薙晃誠
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
ハルトさん
車内が少し和んできた頃。
ナナセさん
/s/[storyId]/_components/chat-script-render/op/miss-call/assets/call-miss.da4ebd87e4b3bbc2.png)
不在着信
ナナセさん
/s/[storyId]/_components/chat-script-render/op/end-call/assets/call-end.7ffbe621715a9ef9.png)
通話
00:45
ハルトさん
浅薙晃誠
ナナセさん
ハルトさん
ナナセさん
浅薙晃誠
ハルトさん
星奈ちゃんが小さく笑いそうになる。 電話の向こうの ナナセ は、 少し不思議そうにしながらも、
ナナセさん
ナナセさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナナセさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナナセさん
通話が切れる。
ハルトさん
浅薙晃誠
さっき駐車場で、 星奈ちゃんが車に 轢かれそうになったこと。 ハルト は少し考えるように黙る。
ハルトさん
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙晃誠
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハルトさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
さっきまで胸の奥に張りついていた怖さはまだ少し残っていたけれど、 それでも今は、 一人じゃないと思えていた。
車が家の前に止まる。 エンジンが切れると、 さっきまで流れていた 音が急に静かになった。
ハルトさん
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
「おかえりー!」
明るい声が飛んできた。 リビングから ミレイ がぱたぱた走ってくる。 その後ろから、 ナナセ と メグリ も顔を出した。
黒神ミレイ
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
浅薙晃誠
マキちゃん
黒神ミレイ
ナナセさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナナセさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
そのタイミングで、 奥の廊下から足音が聞こえた。
ナギさん
ユウマくん
ナギさん
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙星奈(あさなぎせな)
浅薙晃誠
浅薙星奈(あさなぎせな)
一方でナギさんは、
ナギさん
ナギさん
浅薙晃誠
ハカちゃん
リビングの奥から ハカ が飛び出してくる。
ハカちゃん
ハカちゃん
ハカちゃんはそのまま星奈ちゃん の近くへ来て、 袖をちょこんと掴む。
ハカちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
するとハカちゃんは、 ぎゅっと星奈ちゃんに抱きついた。
ハカちゃん
ハカちゃん
浅薙晃誠
箱を開けると、 ハートが乗った可愛いケーキ。 ハカちゃんが数秒固まる。
ハカちゃん
ハカちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ハカちゃん
ハカちゃん
浅薙星奈(あさなぎせな)
机の上にケーキが並べられると、 リビングの空気は一気に明るくなった。
黒神ミレイ
浅薙星奈(あさなぎせな)
ナギさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
ユウマくん
浅薙星奈(あさなぎせな)
みんなが席につき始める中、 ナナセさんがふと星奈ちゃんを見る。
ナナセさん
浅薙星奈(あさなぎせな)
三途川メグリ
ナギさん
浅薙晃誠
ハルトさん
ユウマくん
その言葉に、 星奈ちゃんは少し照れたように笑った。 そして。
ナギさん
「いただきまーす!」
賑やかな声が重なる。 さっきまでの怖さは 完全には消えていない。 でも、 甘い匂いとみんなの声に囲まれていると、 少しずつ胸の奥の緊張がほどけていく気がした。