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吸いたいなぁッ、

まだ

諦めたく無いなぁッ、

苦しい、熱い、痛い

その時

ぷつん。と 糸が切れたかのように

我慢していた涙が溢れ出して

突然片目から光が無くなった

考えたくもなかったけど

失明

したんじゃないだろうか

私は息を吸ってしまった

空桜

ゴホッゴホッ

煙が肺に溜まる

私はもう一度

息を吐ききって

とめた

涙を流しっぱなしにして

崩壊した天井の隙間から見える

星の数を数えて___

ズボンが燃えて

脚は勿論火傷をする

でもそんな事

たいしたことない、

よね…?

息が吸えなくなって

肺の動きが止まった時

炎の中から

誰かが出てきた

  

あー、もう

  

馬鹿なんすか?

伏見ガク

俺達が迎えに来ないとでも?

視える片目には

ガクくんが映っていた

私は慌てて息を吸う

本当に少し。

そして朦朧とする意識の中

空桜

ガッくん

伏見ガク

なんすか?

空桜

迎えに来てくれてッ、ゲホッ

空桜

ありがと

ふにゃっと頼りなく笑うと

ガクくんは

私の上の鉄骨を退けて

私を抱き抱え

言葉を零した

伏見ガク

あたりまえだよ

伏見ガク

『バイバイ』なんて

伏見ガク

絶対言わせないから。

空桜

そっかぁッ、、

ガッくんが炎に突っ込むと

伏見ガク

退け。

二手に割れ

ガッくんを避けるように

炎は一筋の道を作り出した

伏見ガク

俺達の家に帰りましょう

伏見ガク

空桜

空桜

うん

私はガクくんの言葉に頷いて

動かない顔以外の身体を

ガクくんに任せた

そのまま私達は

崩壊した建物を出た

綺麗。

神様。

借金を押し付けられまして。【NIZISANNZI】

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コメント

27

ユーザー

もう涙ぼろぼろよ… みんなイケメン…好き…🥰🥰🥰

ユーザー

がっぬんないすイケメソすぎんか!?

ユーザー

がっくぅん、、 好きよ、推さないけど((

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