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う…うぅん…
体が…重い…
意識下で勝手に言葉が出た…
カナタ
俺はようやく目が覚めた
カナタ
カナタ
カナタ
そう言えばの 事の顛末を思い出す
カナタ
カナタ
俺は超呑気なことを言っていた
カナタ
カナタ
カナタ
我ながらバカ丸出しの考えである
とりあえずベッドから降りてみた
カナタ
外を眺めてみた
カナタ
カナタ
カナタ
とは言えなんか外の眺めが 凄く新鮮に感じた
カナタ
カナタ
カナタ
カナタ
カナタ
普段見ない会長の顔が 夢で見た筈なのに 印象に残っている
カナタ
カナタ
ベッドに座ってボケーッとしてると
色々頭の中を駆け巡る
カナタ
カナタ
暇すぎて…外に出よう!そうしよう!
カナタ
ドアを開け 廊下を覗いて 出る!
カナタ
当たり前である
てくてく歩いた 病院の中を歩くって 何気に新鮮かもしれない
カナタ
悠長に歩いていると
看護師
何か視線を感じた
カナタ
視線の方を向いた
看護師
カナタ
看護師
カナタ
おれが何した…
看護師
カナタ
カナタ
カナタ
看護師
看護師
看護師
男性の看護師さんが 半笑いでおれに話してきた
カナタ
看護師
カナタ
看護師
カナタ
出たばかりで連れ戻される 子供みたいな…
看護師
看護師
カナタ
渋々戻る 超短い冒険だった
でもビックリしていた看護師さんの反応が ちょっと面白かったから 作戦(?)は成功と言えよう
カナタ
カナタ
今頃になって気付く スマホ見てない論
おれは誰かからメッセージがないか チェックした
カナタ
カナタ
みんな白状かよっ
カナタ
医師
カナタ
医師
カナタ
医師
カナタ
カナタ
医師
カナタ
カナタ
医師
カナタ
医師
カナタ
医師
カナタ
先生はおれのくだらない発言を 軽くスルーしながら お腹の傷口を触ったりした
医師
カナタ
医師
カナタ
カナタ
医師
カナタ
医師
おれはここぞとばかり ただをこねまくった
カナタ
カナタ
医師
カナタ
医師
カナタ
そう言われてスマホを見る
カナタ
カナタ
医師
カナタ
カナタ
医師
おれ…超… クドイ
医師
医師
カナタ
カナタ
医師
そんな会話をしているときスマホが鳴った
医師
カナタ
ピロン
母上
母上
カナタ
母上
カナタ
母上
カナタ
カナタ
カナタ
母上
母上
母上
カナタ
母上
母上
カナタ
なんか親とこんなくだらない 会話をしたのも久々… 無駄に嬉しいし楽しい
カナタ
カナタ
めちゃくちゃ 単純で笑える
カナタ
カナタ
カナタ
暫く返事を待つことにした 授業中だったら無理だし
ヒカル
ヒカル
カナタ
ヒカル
ヒカル
ヒカル
最初の俺のセリフを見ていないのか 他人に成り済ましても通りそう
鬼畜かよおれ…
カナタ
カナタ
ヒカル
ヒカル
ヒカル
カナタ
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル
ヒカル
カナタ
カナタ
カナタ
ヒカル
ヒカル
ヒカル
カナタ
カナタ
ヒカル
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル
カナタ
ヒカル…かわいいなぁ…
カナタくんから連絡があって 凄くホッとした
相変わらずの元気さでよかった
安堵感でぼくの顔は緩んだ
ヒカル
ヒカル
ケンシ
ヒカル
ケンシ
ケンシ
ヒカル
ケンシ
ヒカル
ヒカル
ケンシ
ケンシ
ヒカル
ケンシ
ヒカル
ケンシ
ヒカル
会長は微笑んでたけど 何だか目が少し
寂しそうだった
ヒカル
ケンシ
ケンシ
ヒカル
ヒカル
ケンシ
ヒカル
ヒカル
ケンシ
ヒカル
ぼくは嬉しくて 授業も上の空 になりそうだった
久しぶりにカナタくんと話ができる
ぼくの鼓動は高鳴った