ゆーしゃ
ゆーしゃ
ゆーしゃ
ゆーしゃ
◤◢◤◢注意◤◢◤◢
この先は、個人的な脳内の妄想を文字に起こしたものになります。 同じ妄想に幸せを感じられる方のみ、お進み下さい。 苦手な方は、先に進まないで下さい。 ※現実の方々にご迷惑をお掛けする行為、無断転載、無断改変、拡散はおやめ下さいますようお願い致します。
桃side
あの日から。
非常階段の隅で抱きしめ合った あの瞬間から俺とるぅとの秘密は その名の通り密かに続いている。
良くも悪くもわかりやすいるぅとだから内心少し心配だったけれど、翌日のグループでの打ち合わせの仕事では普通だった。
それから2週間ほど経っても、俺たちの間に秘密が追加されたところで何も変わらなかった。
ほんとに、何もだ
つまりるぅとところんの関係も、
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誕生日やら周年やら次のライブに向けての準備で最近頻繁にある、顔を合わせての会議やリハーサル。
るぅとはいつもどおりゆっくり 帰り支度をする。
それでもやはり自分からころんに声をかけることはなくて、でもそれが仕事モードだと不自然とは思わせない程度に放送でころんに絡む。
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るぅとはその会話に一切入ろうとせず あまりに哀しい背中がそこにはあった
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へにゃりと哀しそうに笑うるぅとに胸を打たれる。
そしてじわじわとどこにもぶつけられない怒りが込み上げてきた。
寂しいくせにさみしいと 言わないるぅと、とか。
なんでこんな状態になってるのに気づいてやれないころん、とか。
笑顔にしてあげることが できない俺に、とか
行き場のない、 怒りにも似た哀しみが渦巻く。
そして、さっきメシに行くと準備していたジェルとそれを待っていた莉犬が
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るぅとは少し悩んだあと そっと答えた
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そうジェルとるぅとがふざけあってるのを横目に莉犬が俺に視線を向けてくる。
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だってるぅとの視線の先にはいつもころんがいるから。
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桃
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どういう意味だろう、と探るように莉犬を見つめるが何もつかめない。
俺はるぅとが好きだと気づいたから。 だから動けただけだ。
"じゃあ、莉犬は…?"
そう思ったけれど考えるのをやめた。
そう思ったけれど考えるのをやめた。 るぅとを見つめる莉犬の横顔の表情の優しさが答えだと思ったから。
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桃
赤
それに今の俺には他なんて見てられるほど余裕がない。
桃
だからなりふりなんて構ってらんない, すでに見据えているライバルがだいぶ手強いのだ。
だからこれ以上増やしたくない。
牽制かつ先手必勝。
想うのは自由だけれどそれでも問わずにはいられなかった。
俺の意図が見えたであろう莉犬が笑いながらみてきた。
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桃
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莉犬が荷物を手に持ちさり際に俺の肩に手を置いて俺だけに聞こえる音量で囁いてきた。
声のトーンの深さに驚いて、振り返ると片手をあげて歩いていく小さい背中が見える。
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桃
咄嗟のことで引き止めることも真意を伺うこともできず背を見送るだけになってしまった。
これ以上踏み込ませないような雰囲気にひとつ息をはいて、さっきまでジェルと騒いでいたるぅとの方を見るとるぅとと目が合う。
何も言わずアイコンタクトみたいなもので、るぅともカバンを持って立ち上がり俺の隣に立った。
その自然な感じが俺の心を温かくする
そうして2人で部屋を出て駐車場まで少し歩く。
今日は車できていて、それは伝えているから駐車場まで隣に並んで歩く。
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桃
黄
桃
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桃
黄
…まさか、気づいてると思わなかった
るぅとはころんを誘うことを しなくなった。
でもころんに誘われるのを待っている
静かに。
静かに待ってるるぅとの横顔を見るとすぐにでも声をかけたかったけれど、そこは遮りたくなかった。
だって俺には "まだ" その資格がないから。
黄
桃
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黄
痛々しそうに笑っていることを理由にして抱きしめることしかできないから。
桃
流石に場所を弁えて手を握ることで伝える。
黄
桃
桃
黄
るぅとも、俺も。
バカみたいに恋してる。 でもそれは一方通行みたいだ。
車のところまで来たので助手席を開けてるぅとを中へと促す。
黄
それだけのことなのにいつもお礼をいうるぅとにじんわり胸があったかくなる。
きっとこういうところが好きだと想う欠片のひとつなのだろう。
桃
黄
ドアを閉める時に聞こえた小さな声が心を揺さぶるから。
桃
黄
運転席に乗り込み会話を繋げると、るぅとの小さな声を俺が拾い上げると思わなかったのだろう困惑した瞳が俺を見つめる。
ごめんたけど逃がしたくないから。
逃げるなら俺のところに逃げてきて欲しいから。
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桃
黄
桃
黄
もじもじと言う音が似合いそうなほど、指が忙しなく動いて服の袖を触っているのさえ愛しい。
溢れる感情そのままに、気持ちに素直に従って顎に手を当てて唇を奪う。
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ちゅっ。
桃
黄
桃
黄
桃
真っ赤な顔したるぅとが愛おしくて。
真っ赤にさせられたことも、笑わせられたことも嬉しくて。
その瞳に俺が映っているだけで心がみたされた。
それから二人で夜の街をドライブがてらにご飯を食べて。
俺は運転あるから飲めないがるぅとは珍しく足元が覚束無いほど飲んでいたので俺の家に連れ帰った。
黄
桃
ベッドに転がして冷蔵庫の中のペットボトルを持って目の前で振ってみせるが、ちらりと見ただけだった。
黄
酔っ払いの戯言なのかもしれないがキャップを開けて口に水を含みるぅとに口付ける。
黄
唇の端から溢れる水が卑猥で。
生ぬるくなっているだろうにもっともっととせがむ姿に身体が熱くなるり
水が欲しいのか口付けが欲しいのかわからないけれど。
黄
るぅとの哀しみを少しでも拭って上げられればいい。
消し去ることは多分、出来ないだろうから。
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桃
黄
口付けの合間に笑うるぅとから発せられた言葉。
倖せなんかじゃないはずないのに。
黄
桃
黄
なのに、本当に倖せそうに笑うから。
桃
黄
本当はいつも、呼んでほしい。
るぅとが一番最初に呼ぶのが俺であってほしい。
でも今の俺には悲しみの隙間に入り込むことしかできない。
どうして自分は無力なのだろうと無意識に握っている拳に力が入る。
るぅとには笑顔が似合う。
だから悲しい顔をして欲しくないと勝手に思ってしまう。
メンバーとしても、…大切な人としても
桃
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だからせめて。
るぅとの涙を拭える距離にいたい。
一人では泣かせたくないと、そう思うんだ。
それを今、許されているから。 それだけで俺が倖せだから。
桃
目の下のクマを親指の腹で撫でて、見えない涙を拭う。
黄
きょとんとしながらそんなことを行ってくるから
桃
桃
黄
くすくすと内緒話をするように会話をする。
この瞬間はころんも誰も、俺達の間には存在しない。
桃
黄
俺とるぅとの甘美な秘密。
あの日から、続いている二人だけの秘密。
ちゅっ。
襟で隠れそうな部分の首筋に強くキスをすること。
すぐ消えるような痕を残すこと。
今の俺達の関係のように不安定な痕は消えても消えても繰り返しつけている
それほど近頃は俺とるぅとが一緒にいるという事で。
その事実は嬉しさと悲しさが隣り合わせなのだ。
桃
どうか明日もるぅとが 笑っていられるように、と。 願うことしかできないのだけれど……
「汚。」Ⅱ
【続く】
ゆーしゃ
ゆーしゃ
ゆーしゃ
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コメント
16件
え?神様ですよね、?
泣いた…最 & 高です…
ブクマ失礼します