…今日は土曜日か、
_栞の悲しい顔なんて見たくないんだ。_
あの違和感はなんだったんだろう…?
…そして、私はふと思った。
あの人はどこにいるのだろうか。と。
野崎 栞
(でも、どこかで会ったような気がするんだよね、)
野崎 栞
(今日、また夢に出てきたら聞いてみよう、)
颯
あっ!また来てくれた!
野崎 栞
…あの、
颯
ん?
野崎 栞
貴方に聞きたいことがあるの。
颯
なになに?
野崎 栞
貴方はどこに住んでいるの?
野崎 栞
私とどこかで会わなかった?
颯
…
颯
ごめんね、それは言えないや。
野崎 栞
…なぜ?
颯
栞を守るためだよ。
野崎 栞
でもっ、
野崎 栞
私、貴方に会いたい。
野崎 栞
だって私…貴方の…
颯
言えないけど…
颯
知りたいのならこれをあげる。
颯
会いに来て。
野崎 栞
マーガレット…?
野崎 栞
あっ、
花壇にいっぱいのマーガレット、覚えてる。
そこに答えがあるような気がする!