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朝の音は、 不自然なほど早く鳴った。
アナウンス1
扉が、 ほぼ同時に開く。
ガチャッ ガチャッ
ガチャッ
リビングに集まった顔ぶれは、 昨日より、さらに少ない。
……減ってない?
全員が、 一瞬だけ確認し合う。
莉犬
ジェル
えと
その一言で、 空気が重くなる。
——犠牲が出ない夜。
それは、 守られたのか。 それとも—— “操作された”のか。
さとみ
ころんは、 一瞬迷ってから、頷いた。
ころん
えと
えとの反応は、 明らかだった。
ななもり。がいた頃とは、 違う。
……今度は、隠さない。
えと
ころん
その瞬間。
莉犬
莉犬が、 恐る恐る言う。
莉犬
ジェル
ジェル
言葉にした瞬間。
えとが、 ふっと笑った。
えと
全員が、 一斉に見る。
えと
——“なんとなく”。
その便利な言葉が、 昨日も出た。
さとみ
さとみが、 低い声で言う。
さとみ
さとみ
さとみ
えと
さとみ
沈黙。
その時。
ころんの端末に、 一瞬だけ表示が走る。
【観測ログ:部分再生】
【——二人は、最初からセット】
【——混ざるな。分けて見ろ】
……セット?
ころん
思わず声が出る。
全員が、 ころんを見る。
ころん
ころん
ころん
誰かが、 小さく息を飲んだ。
その言葉に。
——ぷちひな。
まだ名前は出てない。 でも。
“異物”は、 もう、議論の中に 紛れ込んでいた。
端末が、 一斉に震える。
【議論時間を再開してください】
今度は。
疑う相手が、 “人狼だけじゃない”。
村は、 さらに歪んだ形で、 次の投票へ向かい始めていた。