夢 叶
倒れている 三途さんを見て
一瞬 頭が真っ白になった
竜 胆
蘭
夢 叶
ハ ル チ ヨ
頭の中で 情報が整理されるよりも先に
私の体は動いていた
夢 叶
夢 叶
竜 胆
静かに竜胆さんが 三途さんに近づいて
呼吸を確認する
竜 胆
夢 叶
私はどうしても 彼の顔が見れなかった
見ないといけないのに
どうしようもなく 怖かった
だって
だって ──
夢 叶
夢 叶
夢 叶
すると竜胆さんが 唇を噛んで私を見る
その瞳は 落胆と失望に染まっていた
夢 叶
夢 叶
夢 叶
竜 胆
「 死んでる 」
夢 叶
夢 叶
脳が 理解を拒んだ
蘭
夢 叶
わかってる
夢 叶
頭の中では わかってる
夢 叶
でも
蘭
夢 叶
信じられない
信じたくない
貴方はこの組織の No . 2 でしょ?
死ぬはずない
死んでいいはずがない
そう想いたいのに 頭はそれを全否定する
動かない脈拍
冷えた指先
聞こえない心音
夢 叶
蘭
竜 胆
どうしようもないくらい
綺麗に眠る 上司の
その眠りを どうにか妨害したかった
夢 叶
でも
夢 叶
夢 叶
蘭
蘭
いきなり冷静になった私に 混乱している蘭さん
夢 叶
夢 叶
今の私は 上手く笑えてるだろうか
偽った笑顔は 得意だったはずだけど
大嫌いな貴方の前では 上手く取り繕えない
竜 胆
蘭
やっぱり 二人にはバレバレだ
夢 叶
夢 叶
蘭
夢 叶
夢 叶
竜 胆
本当に どうかしている
辛くなりたくないから 辛くなる事をするなんて
夢 叶
驚いたように 二人が私を見てくる
世界は残酷
そんな事 最初から分かってた
夢 叶
夢 叶
夢 叶
でも同時に
その世界で 貴方は生き抜いたと
その証人に 私はなりたいと
そう思った
夢 叶
夢 叶
蘭
蘭
困ったような二人を 置いといて
夢 叶
眠りについた 貴方に
夢 叶
独りで 約束をした
貴方のことも 皆のことも
諦めたくないから
夢 叶
皆助かる方法なんて ないかもしれない
でもね 三途さん
夢 叶
夢 叶
ヒトカケラの希望に しがみついてでも
私は貴方と また笑い合うよ
夢 叶
夢 叶
夢 叶
夢 叶
夢 叶
蘭
竜 胆
できた傷は すぐには癒えない
でもその傷が 私を強くしてくれるから
夢 叶
もう 振り返らなかった
s i d e 武 道
もう何時間 閉じ込められたか
次第に体が軋みはじめ 動かすのにも苦労する
武 道
そうして一人 溜め息を吐く中
ガラ ガラ ッ
ドサ ッ
_ ¿?
武 道
扉が開き 誰かが放り込まれた
_ ¿?
_ ¿?
武 道
武 道
それはいつ頃かの 幼馴染
鶴蝶
そして
鶴 蝶
鶴 蝶
鶴ちゃんが驚いたように 肩を揺らす
七葉と呼ばれた その女性がいた
武 道
どうかしたのか 目を開かない
鶴 蝶
鶴 蝶
七 葉
七 葉
鶴 蝶
武 道
七 葉
鶴 蝶
ホッとしたように 息を吐く鶴ちゃん
困ったように 眉を顰めるその女性
それから
_ ¿?
武 道
武 道
望 々
この状況を作り上げた 張本人が
そこに立っていた
望 々
望 々
武 道
望 々
望 々
鶴 蝶
望 々
望 々
望 々
武 道
信じられない バッドニュースを連れて
彼女は笑った
♡ 2000







