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1 - 行け、僕らの思春期days 黄×赤

♥

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2022年11月16日

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※本編の続きとなっております※

すたーと!! 👏🏻👏🏻

カチャン……

き、黄くん……?

見つめる背中の奥で無機質な音が鳴り

…………ルールその1、鍵は掛けること

振り返ったその顔は

学校でなんて昔を思い出しますね、赤♡

初めてシたあの日のようだった。

俺たちの出会いは一年前

えぇっ、クラス違うの俺だけ!?

三年に進級して仲の良いグループの誰ひとりとして同じクラスじゃなくて。

友 >>ざんねーんw中学最後の年なのになぁ

うるせぇwお前ら居なくたって目一杯楽しんでやるからな

そんな強がりを言ってひとりとぼとぼ新しいクラスへと向かった。

はぁ、ぼっち辛っ…

次移動教室だけど一人で行くのもやだなぁ。 サボっちゃおうかな…

机に伏して目を閉じる。

スンスン

ん?なんだろ、この香り…

爽やかな中にも甘い……

うわあぁぁ……っ!?

行かないんですか?美術室

目を開けるとすぐそこには知らない顔があって、それが余りにも近くて思わず

あっぶなっっ!!何してんの、間違ったらキスしちゃうじゃ───、うわっ!

驚き、勢いのまま立ち上がった体はよろめいて

ちょっ、危な……っ!

ドサッ…

ふぅ、セーフ

あ、ありがと…ございます

なぜか名前も知らないこいつの腕に収まることとなった。

あ、あの…もう大丈夫だから離し──

キス、したいんですか?

はぁ?

唐突にされた質問がぶっ飛び過ぎてて一瞬思考が停止する。

おまっ、頭おかしいの?なんなんだよ、いきなり

え、だってキスしちゃうって言ったから。

それに僕はお前じゃありません!『黄』って名前があります

え、あぁ…ごめん。じゃあ黄くん

はい、なんでしょう?

俺はキスしちゃいそうな距離で危ないって言ったわけで、キスしたいなんて一言も言ってないんだけど

そうなんですか?でも、キスしたいって思うことありません?

そ、そりゃなくはないけど…

って、俺は一体何話してるんだぁ!?

こんな初めて会ったヤツとキスがしたいとかしたくないとか……それにこの体勢っ!!

あのさ、いい加減離してくれない?

キス、してみませんか?

ねぇ、話聞いて───、って今なんて?

キスしてみませんかって言ったんです

は?誰と、誰が?

なんでそうなるの? 意味がわからないんだけど?

興味ありません?

え、あ……な、なくはないけど。でもそういうのって彼女とかとするもんだろ、普通。俺男だし

キスって男と女で何か違うものなんですか?

そ、それは…

グイッと体を引き寄せられる。

目、閉じて

どうしてかな。今でもわからない。 なんでこの時抵抗しなかったんだろ。

チュッ…

たった2秒。唇と唇が触れるだけのお子ちゃまなキス。

これが俺のファーストキスってやつだった。

♡↑100 👋🏻👋🏻

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