松井
アタッシュケース開けるぞ

大誠
はい

西村
はい

大誠
警視総監の字ですね

研究所に西村ともう1人救出出来なかった男の子がいた
生きているかどうかは分からんが生きていれば救出して欲しい
西村
その男の子はクローンではないと思います

松井
なぜそう思うんだ?

西村
その子と僕話したんですが

西村
男の子は過去の記憶がありました

西村
僕のようなクローンは過去の記憶がありませんから

大誠
なるほど

松井
やることは決まったな

大誠
川村の逮捕

大誠
男の子の救出

西村
川村は夜中1人で研究をしています

西村
そのタイミングを狙って逮捕しましょう

松井
決行は深夜の1時だ

大誠
はい!

西村
わかりました!!

大誠
いよいよですね

松井
ああ

西村
窓ガラスを割ります

大誠
頼む

大誠
川村ーーーー!!

大誠
警視庁だ!!

大誠
お前に逮捕状がでている!!

大誠
お前がここにいることは分かってる!!

大誠
さっさと出てこい!!

西村
返事ありませんね

大誠
川村の研究室に向かうぞ

西村
わかりました

大誠
銃声!?

西村
研究室からです!!

大誠
!!

西村
!!

大誠
先輩......?

西村
何してるんですか.........?

松井
来るな!!

川村
う......助けてくれ......

松井
だまれ!!

松井
黙らないとぶっ殺すぞ!!

大誠
何してるんですか......

松井
大誠......

松井
この事件の最初の被害者の名前覚えてるか?

大誠
田中和也.........

松井
それはな俺の生き別れた弟だ

大誠
え!?

松井
和也には1人の弟がいてな

松井
その弟は海兵隊に入る事が決まってるらしい

松井
和也はそれを止めたくて自分が海兵隊に入るって言ったらしい

松井
俺は止めた

松井
でもあいつは弟が戦場に行くくらいなら俺が行った方がマシだって言ってた

松井
悔しかったがそれ以外弟を助ける方法がなかったらしい

松井
あいつはいつも自分の事を後回しにして生きてるやつだった

松井
お金もなくてそれで和也はこの研究所に入った

松井
そのせいで......

松井
和也はこいつに殺されたんだ!!

川村
ひぃ!!

川村
頼む......助けてくれ......

松井
だまれ!!

松井
ぶっ殺すぞ!!

大誠
和也さんはそんな事望んでないと思います!!

松井
うるせえ!!

松井
和也を殺したこいつを俺は殺すんだ!!

大誠
お願いします

大誠
これ以上罪を増やさないでください

松井
来るな!!

松井
それ以外近づいたら撃つぞ!!

大誠
俺はまだ先輩と仕事がしたい

大誠
罪をつぐなってまた一緒に仕事をしたいんです

松井
う......

松井
うるせぇ!!

西村
大誠さん!!

西村
窓にヘリが!!

大誠
!!

松井
やっと来たか.........

川村
う!!

大誠
先輩!!

松井
男の子は無事だ

松井
俺が預かってる

首相
君たちよくここまで事件を解決してくれた

大誠
首相!?

首相
日本は近いうちに戦争を始める

首相
その時にまた会おうじゃないか

首相
楽しみにしてるよ

首相
また君たちの働きを

大誠
おい!

西村
まて!!

松井
じゃあな

大誠
う!!

西村
う!!

その中に海兵隊に入隊した田中和也さんの弟もいたらしい
5年後松井巡査部長が海兵隊の隊長をしているという噂を聞いた俺と西村は中国へ飛んだ
大誠
......と言うことだ

俺
そういう事だったのか......

俺
って事は俺と田中の隊長が

俺
お前の元上司

大誠
その通り

大誠
そして5年の間あの男の子も人体実験を経験したと聞いた

俺
その男の子って誰なんだよ

大誠
お前記憶がないって言ってて確信した

大誠
その男の子はお前だ

俺
そんな......

大誠
お前はクローンだ

俺
俺がクローン......

大誠
だからお前を救いに来た

大誠
今度はお前が日本を

大誠
世界を救う番だ

西村
大誠さん

西村
そろそろパイロットが離陸するって言ってます

大誠
わかった

大誠
その前に行きたい所がある

俺
どこだよそれ

大誠
お前の本当の体に別れを言ってこい
