すまない先生
ブラック
なぜここに?
助けに来てくれたのか?
それとも敵か?
情報処理が追いつかない。
すまない先生
ブラック
すまない先生
ブラック
この人の言っていることが分からない。
すまない先生
すまない先生
ブラック
『害虫共』とはなんだ?
『守る』とはどういうことだ?
『僕達』ということは、他にも仲間がいるのか?
『?』が頭の中で渦巻く。
すまない先生
不意に、腰を撫でられる。
ブラック
すまない先生
次は背中をなぞられる。
ブラック
すまない先生
心配してくれている、のか?
暑さのせいで、頭がうまくまわらない。
ブラック
かたことでしか、はなせない。
すまない先生
いつもは安心できる、先生の笑顔。
だけれども、
今は、酷く恐ろしく見えた。
きらびやかな室内で、
ぐちゅぐちゅという水温と、矯声が響く。
ブラック
獣のように快楽に悶える黒色と、
すまない先生
妖しく目を光らせながら、爽やかに振る舞う水色。
ブラック
すまない先生
ブラック
すまない先生
ブラック
すまない先生
ブラック
二人が交わっている姿は、歪みながらも、とても美しい。
すまない先生
ブラック
どれだけ熱を吐こうとも、
二人の熱は冷めない。
すまない先生
ブラック
すまない先生
ブラック
元の彼とは似ても似つかぬ色狂いへと穢した水色には、
すまない先生
僕に、溺れて?
最早、勇者の資格などなかった。
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