私は、あなたにとってどんな存在でしたか?
私は、あなたのこと…
すっごく大切だったよ…
誰よりも一緒にいて楽しかったよ…
数年前
私たちが出会ったのはまだ高校生になりたてで
卓球部の入部体験だった。
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
茉心(まこ)
彩里奈(さりな)
入部体験に来たのは私を含めて4人。
人見知りだった私はクラスでも部活でもなかなか友達が出来ずにいた。
茉心(まこ)
優美(ゆうみ)
茉心(まこ)
優美(ゆうみ)
優美(ゆうみ)
それから数週間、さりなは部活が嫌で辞め、まこは怪我がきっかけで部活をやめた…。
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
ドーナツ屋さんに着く
沙姫(さき)
ドーナツ屋さんにあるドーナツのぬいぐるみを顔にはめている。
優美(ゆうみ)
優美(ゆうみ)
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
カシャ
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
そんな日々がずっと続くと思ってた
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
沙姫(さき)
学校から出ると誰かを待ってる男の子が1人
沙姫の彼氏
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
この頃から部活も学校も休みがちだった沙姫。
沙姫(さき)
突然、来たらいん
優美(ゆうみ)
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
優美(ゆうみ)
沙姫(さき)
優美(ゆうみ)
それが君と話した最後のLINE……
数日後
田中(担任)
優美(ゆうみ)
勝手に男の子と思ってた。
君は昨日、学校休んでたんだね
卓球部の先輩(キャプテン)
卓球部の先輩(キャプテン)
卓球部の先輩(副キャプテン)
部活の先輩
優美(ゆうみ)
その場に崩れ落ちる…
先輩達は泣いている。
けど実感なくて、動揺しすぎて私は涙が出ない。
次の日
田中(担任)
よかったですね。
優美(ゆうみ)
その日の夜
沙姫(さき)
さきのパパです。
まださきは意識が戻っておらず、面会謝絶状態です。
優美(ゆうみ)
優美(ゆうみ)
それから、数年がたった。
今、君がどうなってるのかは知らない
元気になったって噂も
もう亡くなってるって噂もある。
会えるなら会いたい。
私の事、覚えてなくてもいい。
ただ、元気に生きていてほしい。
私は、あなたに優しかったですか?
私、もっと話を聞いてあげれたらよかったかな?
私があなたを失い、気づいたこと
それは、人はいつ死ぬか分からない。
今、生きているうちにもっと大切にして
もっと沢山の思い出を作ろうってこと。