あの日の友情

タッタッタッ

七海が言ってしまうと、凛は急に表情を変えた。

キーーンコーーンカーーンコーーン

七海はいつものように男っぽい口調で明るく話すよう意識した。

２時限目

遥馬へ 昨日はあんな風に避けてごめん。 いきなりあんな事して傷付いたよね。 昨日は体調が悪かったのとイライラしてたので遥馬達に当たっちゃったんだ。ごめん。 返事、ください。

慶吾へ 昨日は―

慶吾にも同じように書いた。

七海は、後ろの席の女子生徒に遙真に手紙を渡すように頼んだ。

遙真は手紙を読んだ途端笑顔になった。

七海にもその声が聞こえ、七海は苦しい気持ちになった。

大丈夫。 俺が嫌われてたんじゃなくて良かったよ😁👊

七海はその手紙を見た瞬間涙が止まらなかった。

圭吾は七海からの手紙を読んだ。そして静かに返事を書いた。

そっか！良かった😄 俺が嫌われてたんじゃなくて👍

返事を読んで、七海はまた涙が止まらなくなった。

七海は凛が２人の事を好きだと言ったことを忘れていた。

校舎裏

ボコん👊

ドコン🦵

ガンッ🔧

ガンッ🧹

七海はさくらを殴った。

ガンッ🔧

さくらが高く振り上げた🔧を遥馬は片手で受け止めた。

ドン👊

ドスッ👊

遥馬が指さした先には走ってくる教師達がいた。

３人は新しい明日に向かって走り出した。