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第一章 第九話『能力のめざめ』 星来編

〜Start〜

あれから私達は、桜鬼以外の皆の能力がわかるまで、様々なことをして過ごした。

自身の武器を上手く扱えるようにトレーニングをしたり、

時々自分たちの村や街へ行って、『evel』への手がかりを探したりした。

(悲惨な光景や各々が見た組織のメンバー以外、何も得られるものはなかった)

そうして、約3カ月の時が過ぎ、

今日は7月7日

この日は、七夕を思い浮かべることが強いが、

星来と星夜の誕生日

星来と星夜が10歳となり、能力がめざめるとき。

星来と星夜だけでなく、私と桜鬼も緊張していた。

星来(せいら)

「今日、だよね、、」

星夜(ほしや)

「あぁ、」

桜鬼(おうき)

「我の時は確か、その日の正午に能力がわかったな。」

はる haru

「今は、、9時」

星来(せいら)

「まだまだ先だよ〜〜」

星夜(ほしや)

「時間ばかりはどうしようもねぇな」

桜鬼(おうき)

「あ、そうだはる、お主に手伝ってほしいことがあるのだが、」

はる haru

「ん?どんなこと?」

桜鬼(おうき)

「場所を変えて話そう。星来と星夜はここで待っていてくれ。」

はると桜鬼が部屋から去る

星来(せいら)

「、、、待っていてくれって言われても、」

星夜(ほしや)

「することねぇから退屈なんだがな」

はる haru

「それで、手伝ってほしいことって?」

桜鬼(おうき)

「あぁ、能力のことばかり気にしていたが、」

桜鬼(おうき)

「今日は星来と星夜の誕生日だろう?」

桜鬼(おうき)

「だから、お祝いとして、二人の好きなものを作りたくてな」

はる haru

「なるほど!そういうことね!」

はる haru

「任せて!お手伝いなら今までたっくさんやってきてるからね」

桜鬼(おうき)

「はは(笑)頼もしいな」

2時間50分後

星来(せいら)

「ねぇ星夜、はると桜鬼何してるんだろ」

星夜(ほしや)

「さぁ、何も言わなかったからな」

ドアが開く

はる、桜鬼「星来、星夜、」

「誕生日おめでとう!!」

星来、星夜「!!?」

星来(せいら)

「、、、」

星夜(ほしや)

「、、、」

はる haru

「、、、あれ?」

はる haru

「星来?星夜?」

桜鬼(おうき)

「多分、驚いてそのまま思考停止しているな、、」

はる haru

「ありゃ、、じゃあ料理並べとこうか」

桜鬼(おうき)

「あぁ」

そうして、机の上には、ハンバーグやラーメン、金平糖やケーキなどが置かれていった。

星来(せいら)

「!いい匂いがする!」

星夜(ほしや)

「!ほんとだ!」

はる haru

「お腹空いてたのかな?(笑)」

桜鬼(おうき)

「まぁ、長く待たせてしまったからな」

星来(せいら)

「そうだよ!2人共すごい長かったよ!」

はる haru

「桜鬼と一緒に料理作ってたからね」

星夜(ほしや)

「よくこんなに作る材料あったな」

桜鬼(おうき)

「まぁな」

星来(せいら)

「あっ!そういえば今の時間は!?」

はる haru

「えっと、11時59分!」

星夜(ほしや)

「あと1分!」

桜鬼(おうき)

「いよいよだな、」

星来(せいら)

「緊張する、!」

星夜(ほしや)

「俺も」

はる haru

「私も」

桜鬼(おうき)

「皆緊張しているな(笑)」

はる haru

「あっ12時」

星来(せいら)

「!」

星夜(ほしや)

「!」

星来(せいら)

「、、、」

星来(せいら)

「能力『勾玉 陽』」

星来がそう言うと、星来のつけていた白い勾玉のブレスレットが白く小さく光出した。

やがてその光が星来を包む白いオーラに変わった。

そのオーラは星来だけでなく、はる、星夜、桜鬼にも現れた。

はる haru

「!?私達も!?」

星夜(ほしや)

「この白いオーラ、何なんだ?」

桜鬼(おうき)

「よく分からないが、少し体が軽いような」

はる haru

「ちょっと外に出て、屋根に向かってジャンプでもしてみる?」

はる haru

「ものは試しって言うし、行ってみよう!」

星夜(ほしや)

「あ、おい待て!」

桜鬼(おうき)

「慌てると危ないぞ!」

星来(せいら)

「ちょっと待ってよ〜!」

はる haru

「よし、じゃあやってみるよ?」

星来(せいら)

「はる、大丈夫?変わろうか?」

はる haru

「大丈夫!皆の中で私が1番動きやすい格好してるし!」

星夜(ほしや)

「でもお前運動音痴」

はる haru

「うっさい💢」

はる haru

「じゃあいくよ、」

はる haru

「せーのっ!」

はるが勢いをつけて飛ぶと、あっという間に屋根の上に乗ることができた。

はる haru

「えっ」

星来(せいら)

「えぇぇーー!??」

星夜(ほしや)

「マジかよ!?」

桜鬼(おうき)

「このオーラはジャンプ力を上げるものなのか?」

はる haru

「、、、ねぇ皆」

星来(せいら)

「ん?」

はる haru

「こっからの降り方、考えてなかった、、、」

星夜(ほしや)

「はぁぁぁ!!?」

星夜(ほしや)

「お前後先考えて行動しろよ!!」

はる haru

「だってー!」

星夜(ほしや)

「だってじゃねぇ!💢」

はる haru

「待って意外と高い怖い無理!」

はる haru

「、、、もう飛び降りよう!!」

星夜(ほしや)

「バカお前正気か!?」

はる haru

「バカ言うな!正気です!」

はる haru

「ジャンプ力高くなってるなら、多分大丈夫でしょ!」

星夜(ほしや)

「どんな理論だよ!」

はる haru

「ただの思いつき!」

星夜(ほしや)

「ただの思いつきをすぐ信じるな!」

はる haru

「他に方法あるの!?」

星夜(ほしや)

「、、、」

はる haru

「無いじゃん、、」

星夜(ほしや)

「待て今考え」

はる haru

「3・2・1!」

ダンッ!!

はるが地面へ着くと同時に、そんな音が響いた。

はる haru

(、、、痛くない?)

飛び降りる際怖くて目を瞑っていたはるが目を開くと、

星夜(ほしや)

「、、、いってぇ、」

はる haru

「星夜!?」

星夜がはるを庇う形で地面に倒れていた。

星来(せいら)

「はる!」

桜鬼(おうき)

「星夜!大丈夫か!?」

はる haru

「私は大丈夫だけど、星夜は!?」

星夜(ほしや)

「大丈夫だ、何故かそんなに痛くなかった。」

はる haru

「ごめん、星夜」

星夜(ほしや)

「これからはもう少し後先考えて行動しろよ、」

はる haru

「うん、、、」

星夜(ほしや)

「わかったならいい。てか、本当にそんな痛くなかった。この白いオーラのおかげか?」

星来(せいら)

「多分、、さっき、何ができるのかを頭の中で考えていたら、できることが自然とわかったの。」

星来(せいら)

「あたしの能力ができることは、」

星来(せいら)

「光と熱を操ることと、身体能力を強化させること」

星来(せいら)

「皆を包んでるこの白いオーラは、あたしが味方だと認識している人にのみ、身体能力強化をつけることができるもの」

桜鬼(おうき)

「なるほど、だからジャンプ力が上がったり、衝撃に少し耐えられるようになったのか。」

はる haru

「じゃあ、光と熱を操るっていうのは?」

星来(せいら)

「ちょっとやってみる、『光』」

星来がそう言うと、突如周りがピカッと強い光に包まれた

はる haru

「わっ!眩しい、」

星夜(ほしや)

「くっ!?」

桜鬼(おうき)

「フラッシュのようだな、!」

星来(せいら)

「皆大丈夫!?『光 解除』」

光が小さくなり消えた。

はる haru

「びっくりした、、、」

星夜(ほしや)

「目が、、危なかった、」

桜鬼(おうき)

「まだ能力がわかって間もないから、出力の加減が難しいのだろう」

星来(せいら)

「これ、熱もやったら絶対やばいよね?」

星夜(ほしや)

「嫌な予感しかしねぇ」

はる haru

「周りがすごいことになりそう」

星来(せいら)

「やめとこうか、、」

桜鬼(おうき)

「それが良いと思う」

星来(せいら)

「あ、能力止めてなかった!『能力 解除』」

星来がそう言うと、皆を包んでいた白いオーラが、白い勾玉へ吸い込まれるようにして消えた。

桜鬼(おうき)

「、、、そのブレスレットが、能力の発動源なのだろうか?」

はる haru

「確か昔、能力に関する本を読んだことがあったんだけど、」

はる haru

「能力の発動条件として確実なことは、能力名を言う事だけ。」

はる haru

「発動条件はそれ以外にも個人によってあるらしいけど、よくわかってないらしい」

はる haru

「あ、、後、能力は使った後に代償が存在するらしい」

星夜(ほしや)

「え?」

はる haru

「あ、寿命とかそういうのではないよ。」

はる haru

「多いのは、体調が悪くなったり、精神崩壊を起こしたり、とてつもない眠気とか、すごい食欲とか、そんな感じ」

星夜(ほしや)

「デメリットでっか、」

はる haru

「でも能力は強力なものが多いからね」

桜鬼(おうき)

「我は、精神的不安や心配だな。」

星夜(ほしや)

「あ〜、、、」

星夜(ほしや)

(あの時、俺らのとこまで走ってきて、抱きしめてきたもんな。)←第一章 第三話より

星夜(ほしや)

「じゃあ、姉ちゃんの代償は?」(星来の方を見る)

星来(せいら)

「スゥ、スゥ」

星夜(ほしや)

「、、、寝てる?」

はる haru

「星来の能力の代償は、とてつもない眠気みたいだね」

桜鬼(おうき)

「とりあえず、部屋まで運ぶか。」

はる haru

「うん」

第一章 第九話『能力のめざめ』 星来編

〜Fin.〜

一次創作『時の音と共に鳴る鈴は、遥か先まで永遠に』

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コメント

6

ユーザー

能力判明編きちゃぁ〜!! 星来の能力結構強くなったね!?発案こうだったっけな……って考えてしまったよ、自分の記憶力無いせいか…… 次は星夜の番だね!楽しみオブ楽しみ

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