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茉奈(まな)
ひ、大翔？
茉奈が見たのは…
大翔(ひろと)
ｯ……
お腹にナイフの刺さった
大翔の姿だった
茉奈(まな)
だ、大丈夫！？
大翔(ひろと)
………
茉奈(まな)
何があったの！？
通りがかった人
大丈夫ですか！？
茉奈(まな)
大丈夫…では無いですけど…
茉奈(まな)
何があったんですか！？
通りがかった人
それはですね…
茉奈(まな)
渡ろー！
大翔(ひろと)
うん
大翔(ひろと)
あっ！危ない！
その時
通り魔が茉奈を襲おうとしていた
グサッ
大翔(ひろと)
ｯ……
そして
大翔は茉奈の身代わりに なったのだ
茉奈(まな)
……そうだったんだ…
茉奈(まな)
ごめん大翔……
茉奈(まな)
私のために……
茉奈(まな)
早く病院に連れていかないと！！
茉奈(まな)
………ｯ
茉奈(まな)
み、脈が…
脈が無い…!
茉奈(まな)
えっ…なんで……。
茉奈はその場で泣き崩れた
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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