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焦げ臭い臭いの残る場所

そこに私立ちすくむ

Hana・ミズキ

本当に…

Hana・ミズキ

焼けてしまったのね_

ココは私の建物だった 焼けてしまったのは2回目

記念でパーティーを開いて 皆で歌って踊って…

私が歌い始めたら 急に炎が上がった

ミズキ「〜〜〜♪」 カイト「逃げて下さい!」 ミズキ「えっ?」 カイト「早くっ!逃げろ!」

目の前で炎に包まれた カイトさん

幸い大怪我で済んだとの事

でも、2回も 私の歌った瞬間に…

Hana・ミズキ

もう永遠に歌えないわ

Hana・ミズキ

これ以上…もう__

あの日から何年経ったのだろう

私の子供が成人した

カイト

なぁ、成人式のパーティーを開くんだって?

Hana・ミズキ

えぇ、

Hana・ミズキ

成人したんだもの

Hana・ミズキ

それくらいはしてあげないとね

私はカイトと結婚した あの日命懸けで守ってくれた 友人のカイトと

「一生掛けて守るので…!」

「結婚して下さいっ」

付き合う事を飛ばして プロポーズしてきたカイト

でも、カイトなら 本当に守ってくれると信じれた

だって……あの日…

カイト

また思い出してるのか?

Hana・ミズキ

ちょっと、ね

ねぇ、母さん

Hana・ミズキ

どうしたの?

Hana・ミズキ

具合が悪くなったの?

私達の子供の蘭は 生まれつき体の弱い子だった

違うわ

今日はお願いがあるの

Hana・ミズキ

何かしら?

あのね、

お友達から聞いたんだけどね

母さん歌上手いって

だから___

その先何を言うのか 悟ってしまった

「母さんに歌って欲しい」と

ダメよ わたしが歌ったら 火事が起きてしまう

また、誰かが傷付く事になる

それだけは避けなければいけない

歌って欲しいの

Hana・ミズキ

…っ

Hana・ミズキ

だ、ダメよ

Hana・ミズキ

私は歌えないわ

カイト

ミズキ…

でもとっても評判がいいの

母さんの歌声

Hana・ミズキ

でもっ__

どれだけ評価されても 人の命が危うくなるのなら それはしてはならない

これ以上_____

カイト

ミズキ

カイト

俺からも頼む

カイト

また聞かせてくれないか?

Hana・ミズキ

カイトまでっ…

Hana・ミズキ

私が歌ったから__

カイト

それは、

カイト

もう大丈夫だ

Hana・ミズキ

でも、

カイト

俺の言葉もう忘れたのか?

カイト

守るって言ったのに…

Hana・ミズキ

……っ

Hana・ミズキ

蘭、分かったわ

ありがとう 母さん

────────────

いよいよね

私はパーティーで 歌う事になった

愛しい娘のお祝いパーティー この幸せな時を 壊してはならない…

異変を感じたら 直ぐに辞めるつもりだった

Hana・ミズキ

〜〜〜〜〜♪

カイト

あぁ、

噂通り美しい声だわっ

何も起こらなかった 良かった 肩をなでおろした

カイト

ミズキ…

カイト

お前の名前に込められた意味が関係していたんだ

Hana・ミズキ

えっ?

カイト

全てそうなんだよ

私の名字はHana 下の名前はミズキ

合わせると Hanaミズキ ハナミズキ

花言葉は 私の住む世界で 最も有力なもの

私の思いを受け止めて

歌った時の私の気持ちが 出来事となると言う

カイト

子供も出来て安定しているから

カイト

大丈夫なんだ

蘭の花言葉は… 幸福が飛んでくる

❦ℯꫛᎴ❧

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