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一ノ瀬ルナ
10
凪は受付を済ませると会議室へと 向かっていた。
先ほどよりも更に症状は悪化し
耳元まで赤くなり、 額には汗が滲んでいた。
三上 凪
三上 凪
凪はハンカチで額の汗を何度も 拭いていたが中々汗は止まらない。
三上 凪
三上 凪
三上 凪
少しだけバランスを崩してしまった凪は 壁へ身体を預けた。
三上 凪
すると、目の前から見知った人物が こちらへと近づいてきた。
九条 玲
三上 凪
九条 玲
三上 凪
九条 玲
三上 凪
三上 凪
九条 玲
九条 玲
九条 玲
三上 凪
九条 玲
玲は凪に触れようと手を伸ばした。
三上 凪
三上 凪
凪は触れられる直前に少しだけ 距離をとった。
九条 玲
三上 凪
そう言った声は、 自分でも分かるほど僅かに震えていた。
三上 凪
さっきまで抑えられていた熱が、 また少しずつ身体の奥から広がってくる。
凪は目を伏せ、必死に呼吸を整えた。
三上 凪
呼吸が少し乱れる。
三上 凪
九条 玲
三上 凪
九条 玲
三上 凪
凪は玲の横を壁を伝って歩き出す。
三上 凪
三上 凪
三上 凪
九条 玲
玲は慌てて横を通り過ぎようとした 凪の腕を掴んだ。
三上 凪
九条 玲
九条 玲
三上 凪
凪の声が震える。
九条 玲
玲はゆっくりと掴んでいた手を離した。
九条 玲
三上 凪
九条 玲
三上 凪
三上 凪
三上 凪
凪は再びゆっくりと歩き出した。
九条 玲
九条 玲
玲がその様子を後ろから見ているとも 知らずに…──
凪はその場を離れたものの、 先ほどよりも 身体が重くなっていることに気づいた。
三上 凪
さっきまでなら普通に歩けていたはずなのに、 足が妙に重い。 呼吸も、少しずつ浅くなっていく。
三上 凪
おぼつかない足取りでゆっくりと 会議室の扉前まで歩いて行く。
三上 凪
扉の前までつけば窓から中の様子を 確かめる。
中にはすでに担当の方が 待ち構えていて
凪は扉前で息を整える。
三上 凪
三上 凪
三上 凪
三上 凪
凪はゆっくりと扉をノックして 中へ入った。
凪は何事もなかったかのように席についた。
中村
三上 凪
凪はカバンの中から資料を取り出し 担当の中村さんへ手渡した
三上 凪
中村
三上 凪
凪は淡々と話をして行く。
その間も額から出る汗は 一向に止まらず
ハンカチを使って汗を拭いていた
中村
三上 凪
中村
三上 凪
中村
三上 凪
凪は再び資料へ視線を落とす。 文字を追っているはずなのに、 妙に頭に入ってこない。
三上 凪
三上 凪
中村
三上 凪
中村
三上 凪
中村
中村
三上 凪
中村さんはエアコンの温度を下げるため 一度立ち上がった。
凪は少しだけ辺りを見渡し 気持ちを落ち着かせようとした。
三上 凪
三上 凪
ふと、窓から玲の姿を見つけ その姿をジッと見つめていた。
九条 玲
三上 凪
見つめていると不意に目が合い 玲もまた凪の様子を伺っていた。
三上 凪
三上 凪
凪は慌てて顔を逸らし 中村さんの方へと視線を合わせた。
中村
三上 凪
中村
三上 凪
三上 凪
中村
凪は必死に耐えた。
用意した資料を元に話をしていき
中村さんの意見にも淡々と答えた。
そして…──
中村
中村
三上 凪
凪はフラつきながら立ち上がり 中村さんもまた立ち上がった。
中村
三上 凪
中村
中村
中村
三上 凪
三上 凪
中村
三上 凪
中村
三上 凪
中村
中村
三上 凪
中村さんが会議室から出て行くと 凪はもう一度椅子に座った。
三上 凪
三上 凪
三上 凪
凪はふと視線を上げた。
窓の向こう側にはまだ玲の姿があり 何やら話をしている様子。
三上 凪
凪は玲から目を離すと更に 身体が熱くなってきた。
三上 凪
三上 凪
凪は着ていたジャケットを脱ぎ カバンの中へ詰め込んだ。
そして、ネクタイを緩め ボタンを二つほど外した。
三上 凪
三上 凪
三上 凪
凪は春斗との約束を思い出し スマホを取り出そうとした。
三上 凪
三上 凪
三上 凪
凪は更に薬を飲もうとカバンの中から 白いボトルを探そうとした。
その時…
ガチャ──
九条 玲
三上 凪
九条 玲
事の重大さに気づいた玲が 慌てて会議室へと入ってきた。
九条 玲
三上 凪
玲は凪の荷物を持つと 凪を無理やり立たせる。
九条 玲
三上 凪
三上 凪
三上 凪
三上 凪
九条 玲
凪は玲に縋るように抱きついた。
三上 凪
三上 凪
九条 玲
九条 玲
玲はそう言うと、肩を貸した。
九条 玲
九条 玲
三上 凪
凪は玲に支えてもらいながら 会議室を後にした。
第10話ー終ー
コメント
1件
あー、これはもう見てるこっちがハラハラしたわ…!凪の体調がどんどん悪化してく感じが生々しくて、特に玲に触られそうになってビクッて反応するところ、めっちゃ切なかった。最後の「貴方が…ほしい」はマジで心臓掴まれた。玲の冷静な対応もいい味出してるし、この先どうなるのか気になって仕方ない!続き待ってる🔥