コメント
0件
⚠️注意⚠️
今作は別作品とは繋がってません 思いつきで書いてるので多少変でも 許してください
モブ1人だけ一瞬で出来ますが すぐに消されます、ご安心ください
頭空っぽにして読むと楽しめます
細かいこと気にしないよって方は どうぞお楽しみください
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
カーヴェ
カーヴェは頭を抱えていた
カーヴェ
そっと隣に寝る男に視線を向ける
カーヴェ
そして、自分の身体に感じる(主に腰)違和感に現実だと実感して更に青ざめるカーヴェ
カーヴェ
カーヴェ
このまま考えても仕方ないと重い腰を上げ、布団から出ようとして
カーヴェ
ビクビク怯えつつ何とか布団から脱出できたカーヴェは一目散に部屋を出る
カーヴェ
カーヴェ
昨晩はいつもと変わらないはずだったが、気が付けば記憶が曖昧になっていたカーヴェはシャワー浴びながら思い出そうと必死に頭を動かしていた
カーヴェ
考えれば考えるほど分からなくなる一方で、もう一人の男も目が覚め困惑していた
アルハイゼン
アルハイゼン
珍しく悪酔いしたと反省しつつも昨日の記憶は鮮明に覚えているアルハイゼンは忽然と消えたカーヴェを探しに布団から出て
カーヴェ
バッタリとタイミングが合う2人
アルハイゼン
カーヴェ
ぎこちなく笑うカーヴェにアルハイゼンは深くため息をついた
アルハイゼン
カーヴェ
あからさまに動揺するカーヴェの様子に記憶が全くない訳では無いと確信したアルハイゼンは続けて質問を投げた
アルハイゼン
カーヴェ
カーヴェは困惑した様子で考えるも細かな記憶は抜け落ちてるせいか全く思い出せず
カーヴェ
カーヴェは合意とは言え、お酒が入ったことによる事故だと思い込もうとそのまま上手いこと無かったことにしようと笑って
アルハイゼン
その様子にアルハイゼンは薄々こうなるのを分かっていたかのようにそれ以上何も言わずカーヴェに背を向けてキッチンへ向かい
カーヴェ
その態度にイラッとしたカーヴェはお陰で身体が痛いと訴えるかのように騒ぎ出して
アルハイゼン
いつもの様に嫌味を言われると思っていた彼の口から素直に謝罪されぽかんとするカーヴェ
カーヴェ
カーヴェ
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
あれから数日経過し、本当に何も無かったかのように変わらない毎日を過ごしていた2人は、仕事が忙しくなりすれ違うようになっていった
カーヴェ
日も落ち、当たりが真っ暗になった夜道をフラフラになりながら歩くカーヴェは、数週間ぶりに家に帰ろうとしていた
カーヴェ
あの日を境目に何も変わらないとは言え、気まずい空気は続いて上手く話せずにいたカーヴェは正直気が重いと感じていた
カーヴェ
カーヴェ
ハッと気づいては足を止め考える
カーヴェ
日も経っているせいか記憶も曖昧になりいくら考えても分からないままで
カーヴェ
カーヴェ
1度忘れると決めたところで気になり始めたら止まらないカーヴェは真相を確かめに一目散に家に向かって走り出した
カーヴェ
ドアを勢いよく開けてはアルハイゼンの元へ近寄り
アルハイゼン
カーヴェ
アルハイゼン
呆れた様子でため息つけば読んでいた本をパタリと閉じて
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
相変わらずの態度に腹を立てつつぐっと堪えたカーヴェは一旦呼吸を整えてから質問を投げて
カーヴェ
唐突に投げ掛けられた質問にアルハイゼンは暫く考えれば呆気ない答えを言い放ち
アルハイゼン
カーヴェ
ずっと考えていたのがアホらしく思えるその回答にカーヴェも唖然として
アルハイゼン
カーヴェ
納得いかない、そう心の底から叫びたくなるような胸の痛みにカーヴェは息を呑む
アルハイゼン
カーヴェ
アルハイゼン
寝室へ戻っていくアルハイゼンをただ眺めていたカーヴェはソファーに腰を下ろせば呆然として
カーヴェ
間違いであって欲しい気持ちとは裏腹にどこか期待していた自分がいた事に気がついたカーヴェは涙目になる
カーヴェ
数年前院生だった頃、アルハイゼンに片想いをしていたのをふと思い出した
カーヴェ
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
更にその日を境にカーヴェはアルハイゼンを避けるようになり、旅人に頭を下げ塵歌壺にお邪魔することにした
カーヴェ
変わらず晴れない気持ちに思わず零れるため息に虚しく感じて
カーヴェ
完全に吹っ切れた後再会し、同居する事になってからもう有り得ないと思っていた矢先の事だった為カーヴェは酷く落ち込んでいた
カーヴェ
気まぐれと言った彼の言葉に胸がチクリと痛む
カーヴェ
カーヴェ
どうせお酒飲めば記憶なんか飛んでしまう、そう考えたカーヴェはヤケクソ気味に部屋から出れば酒場に向かった
一方その頃、アルハイゼンはいつも通り部屋で本を読んでいた
アルハイゼン
アルハイゼン
数日前から家に帰らなくなったカーヴェに少し言い過ぎたかと考え込むも、どう言うべきか正解が見つからないのかため息をついて
アルハイゼン
カーヴェが行きそうな候補が数個浮かべば早速探しに家を出て
酒場に到着するなりカーヴェはお酒を注文した
カーヴェ
彼の思考はアルハイゼンでいっぱいになり過ぎたせいか疲れ切っていた、兎に角考えるのをやめて忘れてしまおうと気合いが入る
カーヴェ
カーヴェ
イライラと募る気持ちをぶつけるようにお酒を一気に流し込んで
カーヴェ
モブA
カーヴェ
モブA
カーヴェ
モブA
カーヴェは仕事柄もあってかよく声かけられる、それを知った上で酒場に来たのだ
カーヴェ
躊躇うことも無く招き入れたカーヴェはそのまま流れるように見知らぬ男と飲み明かした、もちろん記憶はほぼ無かった
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
翌朝、ガンガンと頭を金槌で打たれるような頭の痛みに目が覚めたカーヴェはゆっくりと体を起こして
カーヴェ
案の定なんの記憶もなかったカーヴェは辺りを見渡す
カーヴェ
見覚えのある部屋と、数ヶ月前にも同じような事があったと錯覚するも直ぐに現実だと分かれば青ざめ
カーヴェ
そっと隣に寝る男に視線を向ける
カーヴェ
またやらかしてしまったのかとげんなりしてるとアルハイゼンが目を覚まし身体を起こして
アルハイゼン
カーヴェ
逃げるタイミング失った事に動揺し言葉が出ず顔を逸らして
アルハイゼン
カーヴェ
告げられた言葉に耳を疑うカーヴェは直ぐにアルハイゼンを見て
アルハイゼン
カーヴェ
なんだ、良かったとホッと安心するも、疑問が浮かび
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
図星を突かれて視線を逸らす
アルハイゼン
カーヴェ
真剣な眼差しで問い詰められたカーヴェはどう言い逃れしようかと考えるも浮かばず
アルハイゼン
カーヴェ
誰のせいだと思って、と口に出して言いたくてもできないカーヴェは黙ったまま俯いて
アルハイゼン
カーヴェ
誰の事だろうと一瞬首を傾げるも酔いが回る前にいた男を思い出してはその場で出会った相手だと告げて
アルハイゼン
カーヴェ
本来ならアルハイゼンと起きてしまった事故が他人でも起きるならそれでいいと思っていた相手がいない事に不思議に思い
アルハイゼン
その言葉にドキッと心臓が跳ねて
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
アルハイゼンの言葉にカチンときたカーヴェは我慢出来なかった
カーヴェ
湧き出る悔しい気持ちと虚しさに頭がいっぱいになり子供のようにポロポロと涙を流して
カーヴェ
アルハイゼン
アルハイゼンが何か言おうとしてるのをカーヴェは聞かずにその場から逃げるように自室へ走って鍵を閉めた
カーヴェ
早く着替えて家から出ようと服を着ては窓から出ようとした瞬間自室のドアの施錠がバキッと壊れる音が聞こえ
カーヴェ
アルハイゼン
今までにないほどに低い声で怒っているアルハイゼンにカーヴェは青ざめる
カーヴェ
カーヴェはアルハイゼンに嫌われる覚悟で嫌味をたっぷり言ってやろうと口を開こうとすれば腕を引き寄せられあっという間に腕の中に包まれて
カーヴェ
アルハイゼン
何が起きたのかも何をされてるのかも分からないまま思考回路が停止したカーヴェは大人しくなり
アルハイゼン
カーヴェ
アルハイゼン
アルハイゼンの口から告げられる言葉に耳を疑うもお酒が入っていないカーヴェの思考はハッキリしていて
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
確かにあの日の記憶は曖昧で覚えてるとは言いきれないほど飛んでいた
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
自分からだった事に驚き目をまん丸にして
アルハイゼン
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
お酒に酔った時ほど本音がダダ漏れなのはいくら気を付けても治らない、それを知っていたカーヴェは顔を真っ赤にして
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
グッと両手に力を入れて鍛え上げられた胸板を押して引き剥がそうとするもビクともせず
アルハイゼン
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
あまりにも近い距離に心臓はバクバクになり必死に離れようと訴えて
アルハイゼン
カーヴェ
アルハイゼンの顔を見ようとカーヴェは顔を上げた瞬間唇と唇が重なり
アルハイゼン
カーヴェ
目をぱちくりさせたままフリーズしたカーヴェはいよいよお酒を飲まずとも夢を見るようになったかと錯覚して
アルハイゼン
再び思考回路が停止したカーヴェの様子に頬を抓って
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
カーヴェは驚きと同様のあまり疑うしか無かった
アルハイゼン
カーヴェ
何年想い続けたと思ってるんだ?!と声を荒らげるカーヴェをよそ目にアルハイゼンは軽々しくお姫様抱っこして運び出し
アルハイゼン
カーヴェ
じたばたと必死に抵抗するも虚しくそのまま運ばれてゆき
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝
翌朝、目が覚めたカーヴェは頭を抱えていた
カーヴェ
記憶もしっかり残った状態でアルハイゼンにわからせられたカーヴェは嬉しさと恥ずかしさで悶えていた
アルハイゼン
カーヴェ
昨晩普段言わないような言葉を散々言われたカーヴェは顔真っ赤にしてアルハイゼンを睨む
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
咄嗟に枕をアルハイゼンに投げたカーヴェはそれが命中するのを見てヤバいと察して
カーヴェ
アルハイゼン
ガッシリ腕を掴まれては引き寄せられるカーヴェ
カーヴェ
アルハイゼン
カーヴェ
アルハイゼンのあまりにも重い愛情表現に気付いてからは時すでに遅かったと自覚したカーヴェは少しだけ後悔した
Fin