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芽依
うぇえええ！
芽依
金…金さえあれば。私は幸せになれるのに
瑛太
やめて…殴らないで！
樹
ねぇ、お金！出しなよ早く！
瑛太
持ってないよ！
ドカッ
瑛太
うぅ…
樹
ねぇ？痛い？お金！早く！
瑛太
（俺にも…金さえ、金さえあれば…！）
陽菜
ねぇ、ママ。私聞いちゃった。このままいくと私死ぬんでしょ
手術なんて…出来ないよね
手術なんて…出来ないよね
お母さん
大丈夫よ。なんとかするわ
陽菜
（なんとかって…。どうすんのよ！もう、どうにもならないじゃん。くそ、金さえあれば…）
涼真
hey！ノってるかい？
シーン
涼真
の…ノってるかい？
シーン
おじさん
お疲れ様〜
涼真
お疲れ様です！
おじさん
あのね、そろそろ自腹で舞台買ってくれないとダメなんだよね
涼真
…、！なんで、ですか？
おじさん
薄々気づいているでしょ？君の売り上げが足りないの！で、最近人気の白星くんもここで披露したいらしいから、正直言って邪魔なんだよね。
涼真
、、
おじさん
で、提案なんだけど、お金 あれば…。分かるでしょ？
涼真
はい。
涼真
（おい、まてまてまて。金なんてねぇぞ。ちきしょう。俺の夢もここまでか…。くそっ…！金さえあれば…）
芽依
ん…？ここは？
陽菜
病院…ですかね？
涼真
廃墟みたいだな、
瑛太
うげっ、、汚ねぇ。
芽依
誰にいつ閉じ込められたか知らないけど、とっととこんな部屋からぬけましょう。
瑛太
おい、待てよ。ここがどこだか誰もしらないのに、外にでるのは危険だ。もしかしたら、大人の人がいるかもしれない
陽菜
でも、1回とりあえずでてみましょ？外に出歩かないとしても空気が吸いたい
涼真
そうだな、外にでたら、場所がわかるかもしれない。
芽依
じゃあ、外に向かいましょうか
芽依
、、、
芽依
…！
芽依
開きませんね。
陽菜
こんなに古いんですし、サビついているんじゃ？
涼真
取り敢えず、俺も開けようと思う。力だけは自信があるんだ。
涼真
。。。
涼真
あかねぇな。
芽依
これ以上は、体力が消耗するだけです。
瑛太
携帯持ってるやついるか？
芽依
持ってないですね
陽菜
私ももっていません。
涼真
俺もだ。
幹部1
持っているわけがないでしょう
芽依
誰ですか！？
幹部2
言えるわけがないでしょう
幹部2
まず、状況を説明いたします
幹部2
担当直入に言うと、デスゲームをしていただきます！
芽依
は…、
瑛太
デス…って。
陽菜
なんでこんなこと！犯罪ですよ
涼真
なに考えてんだ、！
幹部1
黙れ
幹部の男の重い深い声。まるで優しさを知らない冷ややかな口調でそう言葉を放った彼の言葉で一瞬にしてだれもが黙った。
幹部2
続けます。
幹部2
芽依さんは、重い精神病にかかっている。原因はストレス。だから学校に行けない。だから、金を求める
芽依
や、や…。
幹部2
瑛太さんは、生まれつき貧困なのを知っていてカツアゲをされたりなど友達にからかわれている。金を持って見返してやりたいそうです。
瑛太
くっ…。
幹部2
陽菜さんは、重篤な病にかかっている。やっと治療法が見つかったが、これまでの医療費でお金が尽きているため、手術ができない。だから金がほしいそうです。
陽菜
なんで…
そんなこと…。
そんなこと…。
幹部2
涼真さんは、夢を追いかけてバンドをするも失敗。売り上げがあがらず金が尽きた。金がないと、もう夢を追いかけられないだから金がほしいそうです。
涼真
…、
幹部1
個人の説明はここまでだ。さてルールを説明する。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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