テラーノベル
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第一印象は 静かな奴 だった
イヌピー
そう言われて振り向いた学校帰り
俺の財布を握ったそいつ
ココ
隣の席の乾…青宗
イヌピー
そう言って差し出される財布
ココ
頷いた乾青宗は俺を一瞥して歩き出した
ココ
席に座りながら隣の席に向けて言う
イヌピー
するとぞろぞろ俺の友達が集まってくる
友達①
ココ
友達②
友達②
友達①
俺はヤンチャやってるグループにいる
見ての通り、髪型や目付きだってこんなだ
だから彼女なんて出来たこともねぇし、興味もねぇ
これからも恋愛なんかとは無縁だと思う
なんか、変、だ
隣の奴
めっちゃ見てくる
不良に絡まれる筋合いはない、はず
あ、もしかして、昨日のあれ、俺なんかやっちゃったかな
ココ
イヌピー
ココ
ココ
そう言ってノートを見せてくる
そこはちょうど分かった問題だった
イヌピー
イヌピー
俺のノートを貸す
隣の奴は暫くノートと睨めっこしてから
ココ
ココ
イヌピー
こいつ、頭良いって言われてたはずだけど
ココ
ココ
イヌピー
ココ
イヌピー
イヌピー
ココ
ココ
イヌピー
ココ
イヌピー
ココ
ココ
イヌピー
ココ
ココ
ココ
ココ
ココ
そう言って隣の奴…ココはへら、と笑った
イヌピー
気に入った
コメント
1件
続き楽しみです